更新2024.03.05
ステランティスがDSにチャットGPTを標準装備、日本含む18カ国で
外車王SOKEN編集部
欧州自動車大手のステランティスは2月20日、傘下の高級車ブランドであるDSオートモビルが車載インフォテインメント「DS IRISシステム」に対話型生成AI「チャットGPT」の機能を採用すると発表した。昨年秋からの試験導入の成功を踏まえたもの。自動車メーカー各社がチャットGPTの導入を計画する中、DSはいち早く3月からIRISを搭載するすべての車両で同機能を利用できるようにする。
チャットGPTはIRISの音声認識システムと組み合わせることでインフォテインメントやナビゲーション、エアコンなどの音声操作のほか、複雑な質問に回答するなど、ドライバーとの直感的な対話ができるようになる。訪れた場所などでチャットGPTに質問することで気になることや現地の観光情報などを得ることができる。
チャットGPTの導入試験は「DS 3」、「DS 4」、「DS 7」、「DS 9」の全モデルで実施し、ドイツ、フランス、英国、スペイン、イタリアの5カ国の言語で利用できるようにした。その結果、IRISの音声認識機能を利用するドライバーが50%以上増えたという。3月からの標準装備は、上記5カ国を含む欧州17カ国に日本を加えた18カ国となり、13の言語に対応する。
[画像/DS 提供元/FBC Business Consulting GmbH]