輸入車の処分
更新2021.03.30
デイムラー 処分する4つの方法とは。メリットとデメリットや高額モデルを紹介
外車王SOKEN編集部
ここでは、デイムラーの4つの処分方法と、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。また、故障したデイムラーの売却方法についても解説しますので、参考にしてください。
デイムラー処分のための4つの手段
デイムラーの処分方法は、「売却」「下取り」「廃車」「譲渡」の4種類に分類されます。近年は、大手の車買取業者が増えたことで「売却」が一般的になりつつあります。ここでは、それぞれの処分方法を紹介します。売却する
売却は専門店などによる買取が広く認識されています。他にも個人売買や業者に代わりに販売してもらう委託販売などがあります。いずれの場合も、車の買い替え等に関係なく、売却した車は現金として受け取れます。ここでは、売却のメリットとデメリットについて紹介します。メリット
売却のメリットは、専門店などで希少価値が適正に評価されれば、高額査定に繋がる可能性が高いことです。
デイムラーは2005年に登場したスーパー8が最後のモデルとなるため、希少性が年々が増しています。特に1997年まで販売されていたダブルシックスは、貴重なV型12気筒エンジン搭載モデルとして、いまだに高い人気を誇っており、専門店などで高値で取引きされています。つまり、売却は希少なデイムラーに適した処分方法と言えるのです。
デメリット
売却のデメリットは、デイムラーを理解している業者が少ないことです。デイムラーはジャガーの傘下のため、ジャガーの一部として扱われてしまうことが多く、豪華な内装や大排気量のエンジンが評価されにくい傾向があります。
また、デイムラーは最も年式が新しいモデルでも、16年が経過しているため、依頼する業者によっては全く値段が付かない可能性もあります。
下取りに出す
下取りとは、現在の車をディーラーや中古車販売店に買取ってもらい、その買取り金額を次の車の購入資金に充てることです。ここでは、下取りのメリットとデメリットを紹介します。メリット
下取りのメリットは、もろもろの手続きを一度にできることです。具体的には、価格交渉や書類の受け渡しがスムーズに行えます。また、購入した車の納車と下取りに出した車の引き渡しのタイミングを一緒にすることが可能です。それ以外にも、決算や初売りで下取り強化キャンペーンが行われる場合があり、キャンペーン期間中は売却より高値になるケースも多々見られます。
デメリット
下取りのデメリットは、デイムラー以外の車を取り扱うディーラーで下取りを行う場合、査定額が下がる傾向にあることです。理由としては、買い取った車を認定中古車として販売できないことが挙げられます。ディーラーで販売している以外のメーカーの車は、通常オークションに出品しますが、自社で販売する車のように利益を見込むことは難しくなります。よって、査定額も下がることになります。さらに、デイムラーのような年式が古い車を苦手とする傾向があり、状態によっては値段が全く付かない可能性もあります。廃車にする
廃車には2種類の方法があります。1つは「一時抹消登録」と言い、一時的に車の車籍を停止し、その期間中は公道を走ることができないようにします。もう1つは「永久抹消登録」と言い、自動車を解体して、永久的に車を抹消します。ここでは、それぞれの廃車方法のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
一時抹消登録は、病気やけがで長期入院を余儀なくされた人や転勤で地元を離れる人などにとって、大きなメリットがあります。理由は、車籍を復活させて、車検を通せば、いつでも乗れるようにできるためです。永久抹消登録のメリットは、車を永久的に抹消にしますので、車に関する一切の支払いをなくすことができることです。具体例としては、自動車税や駐車場代などがが挙げられます。それ以外にも、解体のタイミングによっては、自動車税と自動車重量税が還付されるというメリットもあります。
デメリット
一時抹消登録のデメリットは、車籍を停止してしまうため、基本的に移動ができなくなることです。さらに所定の手続きを踏まなければ再交付できない廃車証明を紛失する恐れがあります。実際、廃車証明を紛失して解体になるケースは珍しくありません。永久抹消登録のデメリットは、廃車の手続きに費用がかかることです。乗用車の鉄の価値は1〜3万円程度と言われていますので、ほとんどのケースで自己負担が発生します。加えて、業者によって料金が異なるため、計画的に準備ができないというデメリットもあります。
譲渡する
譲渡は、家族間や友人間で売却する際に有効な処分方法です。近年は大手の買取業者が増えたことで、譲渡が行われるケースはあまり見られなくなりました。ここでは、譲渡のメリットとデメリットについて解説します。メリット
譲渡のメリットは、デイムラーのよさを分かってくれる人に譲ることができることです。例えば、免許を返納して家族に譲るというケースが考えられますが、愛車を譲った後も身近なところにあるというのは、大きなメリットと言えるでしょう。また、友人などに譲る場合は、業者を通さないため、中間マージンを抑えることができます。デメリット
譲渡のデメリットは、引き渡し後にトラブルが起きる可能性があることです。特にデイムラーは、20年以上経過している場合がほとんどのため、よほどメンテナンスが行き届いている車でない限り、高い確率でトラブルが起きます。また、名義変更などの手続きも自分で行わなければならず、かかる時間をあらかじめ確認しておく必要があります。例えば、車庫証明を取得するためには、最低でも平日に2日、時間を設ける必要があります。さらに名義変更で、もう1日必要になる場合がありますので、どちらにしても多くの時間を割かれることになります。
貴重なデイムラーの処分なら売却がおすすめ
デイムラーの売却方法は、専門店などが行う買取が最もよく知られています。しかし、個人間で売買する「個人売買」や代行業者に販売を委託する「業者委託」なども売却に含まれます。ここでは、「個人売買」と「業者委託」の2つの売却方法について紹介します。
個人売買
個人売買はオークションサイトやフリマアプリなどのサービスを利用して個人間で車を売買する方法です。専門店などの業者を通さないため、中間マージンを省くことができ、うまく買い手が見つかれば高く売却することができます。しかし、車の状態を買い手にしっかりと説明する必要があるため、故障が想定されるデイムラーの個人売買は注意が必要です。また、名義変更等のもろもろの手続きもあるので、最低でも車庫証明の提出ができる程度の知識を備えておかなければなりません。
業者委託
デイムラーの業者委託は、時間に余裕がある人にとっては、有効な売却方法になります。業者委託には、デイムラーの購入を考えているユーザーが見つかりさえすれば、買い手との交渉次第で希望額で売却できるという大きなメリットがあります。しかし、いつ見つかるかは誰にも予測できません。
もちろん、委託される側の業者は、車を店頭に展示したり、自社のホームページに掲載したりしてくれます。それでも、短期間で売却することは現実的ではありません。
つまり、デイムラーの業者委託はタイミング次第という面が大きく、売却まで数ヶ月かかる場合がほとんどです。
特に高く売れるデイムラーとは
高く売れるデイムラーいくつかありますが、代表的なモデルは1979~1992年まで生産されていたシリーズⅢのダブルシックスです。特徴は、ひと目でダブルシックスとわかる大きな丸目のヘッドライトと5.3リッターのV型12気筒SOHCエンジンです。流通台数も多く、デイムラーの中古車販売の50%程度を占めています。また、次のXJ40系ではエンジンが6リッターまで拡大されます。そのエンジンは、最終モデルとなったX300系にも受け継がれますが、1997年に25年の歴史に幕を下ろすことになります。
実は、デイムラーにはV型8気筒のモデルもラインナップされており、中古車市場ではダブルシックスに負けず劣らずの人気車種となっています。具体的には、X300系に設定されたスーパーV8と2005年に最後のデイムラーとして発売されたX358系のスーパーエイトです。特にスーパーエイトは世界で853台しか生産されておらず、非常に希少なモデルとして、いまだに高い人気を誇っています。
故障したデイムラーも売却可能?
故障を抱えているデイムラーは、買取業者によっては売却が可能です。理由は、故障車や不動車を得意としている買取店が存在するためです。たとえば、輸入車専門の外車王であれば、事故車や解体車の買取実績があるので、買い取ってもらえる可能性があります。さらに、旧車の買取実績が多いので、高額査定も期待できます。
外車王での事故車、水没車、不動車、解体車の買取について詳しくはこちらから、デイムラーの買取実績についてはこちらからご覧いただけます。
デイムラーの売却処分に外車王をおすすめする理由
デイムラーは全ての車種が旧車の域に達しているため、低く評価されがちです。しかし、外車王であれば、高級車やクラシックカーに強みを持っているため、高額査定が期待できます。ここでは、デイムラーの売却に外車王をおすすめする理由を4つ解説します。
高級車・クラシックカーの買取が得意
外車王は、高級車やクラシックカーの買取を得意としているため、デイムラーのような年数が経過した高級車を高価で買い取ることが可能です。
一般的に古いイギリス車は査定が難しいと言われています。しかし、外車王には20年以上にわたり蓄積してきたイギリス車の豊富なノウハウがあります。 また、その蓄積されたノウハウはデイムラーの査定の際にも存分に生かされています。
つまり、外車王であれば、相場の情報だけにとらわれず、デイムラーの本当の価値を導き出すことが可能なのです。
遠方でも無料出張査定可能
外車王は遠方でも無料の出張査定を行っています。出張査定には電車やバスのほか、遠方の場合は新幹線や飛行機を使うこともあります。もちろん、それらの費用を請求することは一切ありません。さらに、査定料も無料ですので、売却を見送る可能性がある場合でも、安心して査定を依頼することができます。安心の二重査定一切なし
外車王では、厳格なルールを設けて二重査定を禁止しています。二重査定とは、契約後に「修復歴が見つかった」などの理由で行われる減額交渉のことです。買取はあらかじめ査定を行いますので、二重査定は本来あってはならないことです。ところが、様々な理由で減額交渉を行う業者が存在します。
外車王には、全国統一の二重査定に関するルールがあります。また、これを監視する仕組みも備わっています。したがって、ユーザーはしっかりと守られており、契約後に利益が損なわれる可能性は皆無と言えるのです。
即日買取も可能
外車王は全国規模で独自のネットワークを構築しているため、即日買取にも対応可能です。さらに、各都道府県ごとに一社のみのパートナー契約というルールで運営されていますので、サービスクオリティの維持にも繋がっています。いらなくなったデイムラーは売却処分を
ここまでデイムラーの処分について解説してきました。デイムラーは、2005年を最後に新車の発表を行っていないため、決して認知度の高いブランドとは言えません。したがって、ディーラーの下取りなどでは、厳しい査定額が提示されることが想定されます。
しかし、ダブルシックスやスーパーV8がいまだに高値で取引きされています。つまり、専門店にへの売却が最も適した処分方法と言えるのです。
いらなくなったデイムラーは売却で処分しましょう。
[ライター/外車王SOKEN編集部]