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車悦

更新2023.11.22

2018年6月現在、気になっているクルマとは?

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中込 健太郎

目次

  • 気になっているクルマとは?
  • 芳醇でつややかな世界観
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6月はいやですね。毎年ではないのですが、仕事でミスとかしくじりをやらかす可能性が実に高い。そう思って、すなわち、「しくじらないように」と臨むのですが、他の月にはないのに、一年の真ん中で少しばて気味なのでしょうか。新年度が始まって少しゆるみがあるのでしょうか。これは個人的になんとか対策したいと思っています。

それともう一ついやな理由が、中古車に胸騒ぎのする個体が何となく多いということでしょうか。先日も、アウトレーヴさんに行ったら、アルファVロメオ166のマニュアルディーゼルという仕様と、シトロエンC6の最終型4気筒ディーゼル。さらにディーラー車のポルシェカイエン(初代)のマニュアルというのが並んでいたりして、非常にアレでございました。はたまた、ガレージカレントさんの店頭にはS124、ミディアムクラスのワゴンですね。アメリカ仕様な非常に雰囲気のいい個体があったりしました。これは年度替わりで放出されるのが、商品化が整って出てくるということなのでしょうか。

気になっているクルマとは?


2018年6月現在、気になっているクルマとは?

税金を払った後で、車検の残りたっぷりな個体が放出される。そんなクルマが少なくないような気がしています。いい個体、寵愛を一身に受けてきたクルマは、車検が切れるから手放すとか、そういうことではないのかもしれません。クルマに固執しすぎると朽ちていきます。そっちを見るのが忍びないということなのでしょうか。

そういえば、私事ですが、マセラティ430が次のオーナーのもとに嫁いでいきました。あれも、最近めっきり乗れずにおり、なんだか乗るたびにジャンプコードでつないで始動していたのです。あれこそ、その状態が続けば朽ちるクルマ。

ちょっと出るのに古いツインターボ車。暖気をしてあげていました。けれども、遠出は広報車や積載車で移動することが多くなり、30分も乗らない距離のために10分暖気するのか?合理的ではないし、実際ハイオクガソリンがアイドリングで燃焼しているのはお金もかかります。暖気しなくてもいいクルマなら何でもよかったというので、拾ってきたのがルノーラグナでした。こんなことでもなければ乗らなかったかもしれませんが、あのクルマの奥深さは、なるほど乗らねばわからない。乗ってよかったと思えるものでした。けれども!!これは申し上げなければならないのです。

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芳醇でつややかな世界観


2018年6月現在、気になっているクルマとは?

マセラティのドドドドというベースにシャーンとメカニカルに訴えてくる、甘美な運転感覚。そして芳醇でつややかな世界観は、ルノーで不足なのではなく、マセラティでなければならない!といつも思うのです。ずっと手元においておけるならそうしておきたい。しかし、今の私の暮らし向きにその甲斐性がない。正直に言って、明確に敗北感の残る別れは今まであまり経験がありませんでした。けれども、また乗りたい。ビトルボのマセラティに、こう思うクルマは今まで多かったですが、一番強いかもしれません。

シトロエンBXにも増してまたぜひともマセラティのある生活をしたいと思っています。そうはいってもご縁がありました。4ドアでなければ手に入れなかったでしょう。あの色だから気に入ったのでしょう。今となってはクーペのギブリとかカリフとか228なんかも素敵だし、ビトルボではないけれど、世代的に近いキャラミなどとても魅力的です。けれども、私の琴線に触れたのは、リムジンボディだったから。しかし本当にお金のかからないクルマでした。

実際私のもとにあった期間にそれなりの見積もりの伴う入庫は経験しています(それは多くの方が経験されているものからすれば何もしていないに等しい)が、タイミング的になんとかなってきたし、出費の負担を軽くするように立ち振る舞ってくれた面がありました。結果としては駐車場代と燃料代、保険など基本的な出費以外はほとんど収支的にゼロだったのではないか、そんな世界を僕に見せてくれたのです。あ、コンディション維持の定期的な作業では入庫しましたが、「例の故障関連」「路上で止まるとかの類」はゼロです。オイル交換をしてぜんぜん汚れていないんですが…と言われた時には、むしろさみしさすらこみ上げたほどでした。

2018年6月現在、気になっているクルマとは?

ですので、皆さん、乗った人生と乗らなかった人生は雲泥の差、そんなクルマといってもいい古めのマセラティ。今どき残っているのは、そうひどいクルマではないと思いますので、乗っておくのもいいと思いますよ。ああいうクルマに乗ると「クルマの神様はいる」としか思わないではいられませんね。

まずはもう少し、クルマと戯れることのできるようなクルマ、また何か乗れたらいいなとは思うのですが。こんな経緯から、先日アルファロメオ164スーパーというクルマに乗りました。当時SOHCエンジンの164LとDOHCエンジンのスーパー、そしてスペシャルなクワドリフォリオがラインナップされていましたが「ツインカムだが実につまらない」というようなことをかつて記事でよく目にしていたのを思い出しました。

しかしです。私はイタリアきっての旦那グルマと一緒にいたもので、たしかにどこかもっさりしているし、小回りも恐ろしく効かないのですが、落ち着いた雰囲気と、洒脱なピニンファリーナのスタイリング、そして、ファゴットのよう、とでも言いましょうか。なんだかやわらかく、懐かしく、キラキラとして、決して甲高くはない響きに耳を傾けていると「ああ、こんなクルマもいいなあ」なんて思ったりしたものです。

2018年6月現在、気になっているクルマとは?

気になるクルマについて、と編集部に言われましたが、何も言ってないのと同じですね、私にしてみると。なにしろ見たクルマはみんな気になるもので。ただ、一ついえること。車庫が一台分明確に空いたということ。これは相当に剣呑な可能性をはらんでいることだけは間違いないようです。新車で気になるのは間もなくデビューのホンダNVAN。

最近仕事グルマ大好きで、あんな車を営業ナンバーとってみて本格的に運送屋さんとかはじめて、稼いだお金でケーターハムスーパーセブン160とかを買うなんていいではありませんか!!軽で稼いで軽を買う、みたいなね。あと先日、日本法人ができたモーガン。あれは昔からの憧れです。新車の話で何もあれを出すこともないかもしれませんがモーガンは俄然気になります。だんだん暑くなってきました。皆様どうかご自愛くださいませ。

[ライター・画像/中込健太郎]
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中込 健太郎

大手自動車買取販売会社で、クルマの売買業務を経て、本社マーケティングチームに異動。WEB広告を担当し、その後大型展示場のオープン準備から、展示在庫の目視選定業務に従事した。そのころ企業Facebook...