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コラム

更新2017.08.29

長年スタイルを変えずに歩んできた、フランスの名車「シトロエン2CV」

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外車王SOKEN編集部

長年スタイルを変えずに歩んできた、フランスの名車「シトロエン2CV」。今回はそんな名車にスポットを当ててみました。

長年スタイルを変えずに歩んできた、フランスの名車「シトロエン2CV」

「生活者のために生まれたシトロエンの代表的な1台」


シトロエン2CVは、フランスのシトロエン社が1948年に発表した前輪駆動方式の乗用車です。そのスタイリングは、きわめて独創的なデザインが特徴となっており、小型大衆車として、フランス自動車の歴史に残る名車のひとつと言われています。シトロエン2CVを開発するにあたり、社長のピエール・ブーランジェが提示した条件は、かなりの無理難題でした。

1.50キロのジャガイモ又は樽を載せて時速60キロで走行できること。
2.ガソリン3リッターで100キロ以上走れること。
3.荒れた農道を走破できるだけでなく、カゴ一杯の生卵を載せて荒れた農道を走行しても、1つの卵も割ることなく走れるほど快適な乗り心地であること。
4.車両重量300キロ以下

こうしたコンセプトを生んだ背景には、ピエール・ブーランジェが休暇を南フランスの田舎で過ごした時の思いでした。農民の暮らしに接していたピエール・ブーランジュは、「自動車が発明されて40年以上も経つけど、ほとんどの農民は馬の引く荷車に乗る生活を送っている。この人達の車を創ろう、生きたフランスの車を創ろう」と感じたそうです。

長年スタイルを変えずに歩んできた、フランスの名車「シトロエン2CV」

2CVは1948年から1990年まで42年の間生産され 軽量化、簡素、低価格、低燃費というコンセプトを貫いてきました。発表されてから42年間、2CVはモデルチェンジがほとんど行われておらず、サスペンションとエンジンがちょっと変化した程度です。最初は、フロントがノーズダイブしたときにリアがあがらないようにする独特のサスペンションを採用していましたが、70年代末にフロントはストラットで、リアはトレーリングアームという、ごく普通のサスペンションになり、当初のエンジン排気量は375ccだったものが、最終的には602ccまでアップしました。馬力が上がるのはうれしいけれど、2CVの魅力は、ハンドルを切るとワンテンポ遅れて、サスが外側にグゥ~ンという感じで沈みながらコーナーを曲がっていくあのサスの味わいでした。

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「ジブリ映画を引退した宮崎駿監督も、2CVのファンでした」


宮崎駿監督の個人事務所は「二馬力」といいます。社名の由来は、宮崎駿監督が長年愛車として乗っていたシトロエン2CVの愛称「二馬力」からつけたそうです。ジブリ映画には時折、レトロな車が登場しますが、宮崎駿監督が38歳の時に監督した初監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』でも、カリオストロの城のお姫様クラリスが乗っていたのが、このシトロエン2CVでした。

2CVは、現在の軽自動車にも簡単に抜かれてしまう走りではありますが、ジブリ映画のようなノスタルジックなロマンを感じるところが魅力です。乗り心地は、ガタピシと車内に音が鳴りだしても、それもひとつの2CVの雰囲気のいいところ。2CV生産終了から25年、何でも便利でスピートを優先する現代に、ゆったりとゆっくりと走れる車でドライブするのは、今や贅沢の極みなのかもしれません。

[ライター/CL編集部 カメラ/ドイツ駐在員]

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