更新2021.04.23
クライスラーの税金はいくらかかる?各車種ごとに税金を解説
外車王SOKEN編集部
アメリカを代表する自動車メーカーのクライスラー。日本で維持するためには、自動車税、自動車重量税、消費税といった税金が多くかかります。今回は、クライスラーにかかる税金がいくらなのか、おおよその目安がどのくらいなのか詳しく解説。今、クライスラーを所有している方も、これからクライスラーの所有を考えている方も参考にしてみてください。
クライスラーにかかる税金の種類
クライスラーにかかる税金には、いくつか種類があるのをご存じでしょうか。エンジンの排気量によって決まる自動車税、自動車の重量によって決まる自動車重量税など、ここでは日本で自動車に課税される税金について説明します。
自動車税
自動車税は、1年に1回課税される税金です。エンジンの排気量によって税額が変動します。税額は、以下の一覧をご覧ください。
・1.0L以下:25,000円
・1.0L超1.5L以下:30,500円
・1.5L超2.0L以下:36,000円
・2.0L超2.5L以下:43,500円
・2.5L超3.0L以下:50,000円
・3.0L超3.5L以下:57,000円
・3.5L超4.0L以下:65,500円
・4.0L超4.5L以下:75,500円
・4.5L超6.0L以下:87,000円
・6.0L超:110,000円
クライスラーの自動車税は、車種により異なります。小さい排気量の車種は、1.0L以下の区分にあたるイプシロンです。大きい排気量の車種には、6.0L超の区分にあたるインペリアルがあります。日本でも多く流通している300Cは、3.5Lエンジンや5.7Lエンジンを搭載し、自動車税の区分では65,500円~87,000円になります。
自動車重量税
自動車重量税は、自動車の車両重量に応じて税額が変動します。自動車重量税の重量と税額は次の一覧をご覧ください。
・~500kg以下:8,200円
・~1,000kg以下:16,400円
・~1,500kg以下:24,600円
・~2,000kg以下:32,800円
・~2,500kg以下:41,000円
・~3,000kg以下:49,200円
クライスラーのコンパクトカーであるイプシロンは、車両重量が1,090kgであるため、重量税が24,600円です。日本でも出回っている300C HEMIエンジンを搭載したモデルの車両重量は、1,890kgのため32,800円の重量税がかかります。また、同じ車種であっても、グレードや装備により重量が変わり、重量税の区分が変わることもあるため、車選びの時には、車両重量にも注意が必要です。
環境性能割
環境性能割は、2019年10月1日から導入された減税制度です。消費税8%から10%への増税と同時に「自動車取得税」が廃止され、代わりに「環境性能割」が導入されました。これまでの「自動車取得税」は、普通車登録の車の場合、取得価格に対し一律3%の税額が課せられていました。
一方、「環境性能割」は環境性能が良い車の税率が軽減されます。電気自動車やハイブリッドカーは、環境性能が高いため税率が0%です。その他は、燃費基準の達成度に応じて、取得価格に対し1%~3%の税率で課税されます。
クライスラーは、かつてエコカー減税対象モデルもラインナップしていました。しかし、多くのモデルに大排気量エンジンを搭載していることから、環境性能割が適応されにくいメーカーと言えます。
消費税
消費税は、消費に課される税金で、1989年4月1日に初めて導入されました。導入当時は3%でしたが、1997年4月1日に5%へ引き上げられ、2014年4月1日に8%となり、2019年10月1日に10%へ段階的に税率が引き上げられています。クライスラーの車両本体価格は、高額な車種が多いため、1%の増税であっても数万円の価格上昇を避けられません。また、中古車であっても税率が変わらないため、クライスラーを購入するときは、消費税の計算も忘れないようにしましょう。
クライスラーの種類ごとにかかる税金
ここからは、クライスラーの車種ごとに税金がどのくらいかかるのかを解説します。掲載している「自動車税」と「自動車重量税」は、各車種における最も小さい排気量のエンジンおよび車両重量のデータを元にした金額です。グレードやオプション装備によって、エンジン排気量や車両重量が変わるため、税率が高くなります。
詳しいエンジン排気量や車両重量は、各モデルの詳細スペックをご覧ください。また、クライスラーは、先述した環境性能割に当てはまる車種がありません。そのため、新車でも中古車でも取得価格に対し3%の税率で課税されます。
アクレイム
クライスラー アクレイムは、1989年から1994年に欠けて製造・販売された4ドアセダンです。日本では「クライスラー」ブランドとして販売されていましたが、アメリカ本国では「プリムス」ブランドとして発売されています。エンジンは、2.5L~となっており、車両重量が1,262kgです。
自動車税:43,500円以上
自動車重量税:24,600円以上
イプシロン
クライスラー イプシロンは、5ドアハッチバックのコンパクトカーです。フィアットグループの傘下になった後にリリースされたモデルであるため、ダウンサイジングターボエンジンを搭載しています。エンジンは、0.9L~となっており、車両重量が1,090kgです。
自動車税:25,000円以上
自動車重量税:24,600円以上
インペリアル
クライスラー インペリアルは、1955年から1983年まで製造していたラグジュアリーカーです。年式やグレードによって搭載エンジンや車両重量が大きく異なります。クライスラーの高級モデルであるインペリアルのエンジンは、3.3L~となっており、車両重量が1,580kgです。
自動車税:57,000円以上
自動車重量税:32,800円以上
クロスファイア
クライスラー クロスファイアは、2003年から2008年まで製造・販売していたコンパクトスポーツカー。メルセデス・ベンツ SLKをベースに作られています。エンジンは3.2Lとなっており、車両重量が1,400kgです。
自動車税:57,000円以上
自動車重量税:24,600円以上
グランドボイジャー
クライスラー グランドボイジャーは、1996年から製造・販売を開始したミニバンです。日本にも正規導入されました。エンジンは、3.3L~となっており、車両重量が1,870kgです。
自動車税:57,000円以上
自動車重量税:32,800円以上
ストラトス
クライスラー ストラトスは、1995年から製造・販売を開始した4ドアセダンです。日本では「クライスラー」ブランドで発売していましたが、アメリカ本国では「ダッジ」ブランドで販売していました。エンジンは、2.5L~となっており、車両重量が1,420kgです。
自動車税:43,500円以上
自動車重量税:24,600円以上
ネオン
クライスラー ネオンは、1994年から製造・販売を開始したコンパクトサイズのセダンです。日本の道路でも扱いやすいサイズが特徴で、日本にも正規輸入されました。エンジンは2.0Lで、車両重量が1,190kgです。
自動車税:36,000円以上
自動車重量税:24,600円以上
バイパー
クライスラー バイパーは、1991年から製造・販売を開始したアメリカンマッスルスポーツカーです。初代のみ日本に正規輸入されました。エンジンは8.0Lで、車両重量が1,590kgというモンスターマシンです。
自動車税:110,000円以上
自動車重量税:32,800円以上
300
クライスラー 300は、2004年から製造・販売している4ドアセダンです。日本でも馴染み深いモデルで、クライスラーの代名詞ともいえる存在。エンジンは、3.6L~となっており、車両重量が1,880kgです。
自動車税:65,500円以上
自動車重量税:32,800円以上
300C
クライスラー 300Cは、クライスラー 300の上級モデルです。本来の300Cは、5700ccのHEMI(ヘミ)エンジンを搭載しているモデルのことを指します。ただし、日本では3604ccエンジン搭載のモデルも300Cを名乗っています。エンジンは5.7Lで、車両重量が1,890kgです。
自動車税:87,000円以上
自動車重量税:32,800円以上
300M
クライスラー 300Mは、1999年から2004年まで製造・販売された4ドアセダンです。流麗なフォルムであるため、4ドアクーペとも呼べます。エンジンは3.5Lで、車両重量が1,670kgです。
自動車税:65,500円以上
自動車重量税:32,800円以上
PTクルーザー
クライスラー PTクルーザーは、2000年から2010年まで製造・販売していたコンパクトサイズのハッチバックです。長めのボンネットを持つ独特なスタイルで、日本でも多くのファンを獲得しました。エンジンは2.0L~となっており、車両重量が1,450kgです。
自動車税:36,000円以上
自動車重量税:24,600円以上
クライスラーの税金を抑える方法
クライスラーの税金を抑えたい方は、月初に購入しましょう。自動車税を納めるタイミングは車の登録時です。また、税額は月割り計算のため、登録日が月末でも1ヶ月分の税金を請求されます。
クライスラーの税金が高くなったら売却も検討しよう
クライスラーの税金は、年数が経過すると自動車税と自動車重量税が高くなります。初度登録から13年以上経過した車種に関しては、自動車税が約15%、自動車重量税が約50%も重課となってしまうのです。エンジンの排気量が大きく、車両重量が重たいクライスラーは、新車登録から13年以上経過した途端に、税金が急激に高くなります。税金が高額になり、維持していくのが難しいときは、売却も検討しましょう。
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税金を踏まえて購入・売却を検討しましょう
クライスラーの税金は高額です。エンジンの排気量が大きく、車両重量が重いため、日本の税区分に当てはめると、税金が高額になるのは避けられません。クライスラーを購入するときは、税金を含めた維持費の計算を忘れないようにしましょう。また、初度登録から13年以上経過しているクライスラーの購入を検討している場合、税金が重課されることも忘れてはなりません。
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