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輸入車の選び方

更新2021.04.23

クライスラーのグレードと車種の特徴とは?車種検索の方法も解説!

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外車王SOKEN編集部

アメリカを代表する自動車メーカー「クライスラー」。今回は、クライスラーの各車種の特徴やグレードの解説します。ここで紹介している車種は、クライスラーの代表的な車種であり、日本でも人気が高いモデルです。クライスラーが気になっている方や購入を検討している方は、愛車選びの参考にしてみてください。

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クライスラーとは



クライスラーとはどんな自動車メーカーなのでしょうか。ここでは、クライスラーの特徴や歴史、車づくりへのこだわりなどをご紹介します。


クライスラーの特徴



クライスラーの特徴は、先進技術を積極的に採用し、現在の自動車に欠かせない技術開発をしてきたことです。今では、どの車でも当たり前のセッティングになっている「アンダーステア型」の前傾重量配分を1933年に採用し、世界初「油圧式パワーステアリング」を1952年に導入しています。このように、クライスラーは自動車の当たり前を作り上げてきた先進的な自動車メーカーなのです。


クライスラーの壮絶な歴史



クライスラーは、1925年にアメリカで創業しました。当時の社名は「クライスラーコーポレーション」です。先進技術を市販車にいち早く取り入れ、自動車業界を牽引していきました。

1985年には三菱自動車と提携し、三菱からOEM供給を受け、クライスラーブランドとして販売していました。三菱のみならず、ダイムラーとも提携するなど、他社との協力を繰り返してきたことも特徴です。

その後、市場規模拡大に伴う品質低下、リコール問題、石油危機などにより、経営が傾いてしまいます。

2009年、ギリギリの経営状態を続けてきたクライスラーは、ついに経営破綻しました。経営が傾いている中で進められていたフィアットとの提携交渉で、フィアットグループの傘下となり、FCAグループの1ブランドとして、クライスラーが存続しています。


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クライスラーの車種・グレード一覧



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クライスラーは、これまでに数多くのモデルを発表・販売してきました。中には、日本に正規導入されたモデルもあれば、並行輸入で上陸した車種もあります。ここからは、日本市場で人気があるクライスラーの車種やグレードをご紹介します。


300



クライスラー 300は、2004年にデビューした高級セダンです。アメリカ本国では、「300」と「300リミテッド」が提供されています。日本では、導入当初に「300リミテッド」が展開され、後期にはフェイスリフトと共に、スポーティーグレードとなる「300S」に変更されました。いかにもアメリカ車らしい大柄なスタイルと、高級セダンにふさわしい落ち着いた内装が魅力です。クライスラーの代名詞ともいえる「300」は、クライスラーに憧れている人におすすめといえるでしょう。


300 SRT8



クライスラー 300 SRT8は、2代目300に設定された高性能スポーツグレードです。車種名「SRT8」の「SRT」は、「ストリート&レーシング・テクノロジー」の頭文字に由来し、、8がエンジンのV型8気筒を意味しています。エンジンは、6.4LのHEMIエンジンを搭載し、最高出力472PS、最大トルク64.3kgmを発生します。専用装備として、エアロパーツやリアスポイラー、カーボンのインテリアパーツを装備していることも特徴です。

ラグジュアリーセダンをスポーティーに仕上げた「SRT8」は、アメリカンV8のスポーティーな走行を存分に満喫したい人に向いています。


300C



クライスラー 300Cは、クライスラー 300の上級グレードに位置します。アメリカ本国では、V型8気筒エンジンを搭載したグレードに与えられる車種名ですが、日本市場では、搭載エンジンに関わらず「300C」の名が与えられています。また、20インチアルミニウムホイールや本革シートなど、上質な装備が与えられていることも特徴です。クライスラー 300Cは、アメリカンラグジュアリーセダンを満喫したい方に向いています。


300Cツーリング



クライスラー 300Cツーリングは、2004年から2011年まで製造・販売していた初代300Cのステーションワゴンです。日本にも導入されましたが、2009年までに輸入販売が終了しました。わずかな期間のみ正規販売されたアメリカンラグジュアリーステーションワゴンです。

エンジンは、3.5L V型6気筒エンジンと5.7L V型8気筒 HEMIエンジンをラインナップしています。また、ルーフの一部まで開くバックドアは、開口部が広く、荷物の出し入れがしやすいため、さまざまな用途があります。


300M



クライスラー 300Mは、1999年から2004年まで製造・販売していた4ドアセダンです。丸みを帯びた造形により、4ドアクーペのような流麗なスタイルが特徴的です。パワートレインは、3.5L V型6気筒エンジンを搭載し、前輪を駆動させます。エクステリアとインテリアは、円や弧を描く造形となっており、包まれるような感覚を味わえます。スタイリッシュなアメリカン4ドアクーペのクライスラーを探しているのであれば、300Mがおすすめです。


PTクルーザー



クライスラー PTクルーザーは、2000年から2010年まで製造・販売していたコンパクトカーです。日本にも発売年(2000年)から輸入販売が開始され、2.0Lエンジンを搭載してデビューしました。2004年には、本国と同じ2.4Lエンジンへ排気量をアップし、ターボエンジンを搭載した「GT」を追加しています。日本でも扱いやすいボディサイズと、レトロなスタイリングが人気です。気軽にクライスラーの魅力を肌で感じれるため、女性の方にもおすすめできます。


PTクルーザーカブリオ



クライスラー PTクルーザーカブリオは、2000年から2010年にかけて販売していたPTクルーザーのソフトトップオープンモデルです。製造が開始されたのは2004年からで、日本でも同年に輸入が開始されています。しかし、2007年に製造が終了し、日本への輸入もストップとなりました。パワートレインは、2.4Lエンジンが搭載され、前輪を駆動させます。コンパクトオープンカーを気軽に楽しむことができるため、老若男女問わずおすすめです。


アクレイム



クライスラー アクレイムは、1989年から製造・販売が開始され、日本にも輸入されたDセグメントのコンパクトセダンです。3.0L V型6気筒エンジンを搭載し、前輪を駆動させます。また、日本市場にはATのみが輸入されました。運転席のエアバッグやABSを標準装備しているため、安全性が高いことも特徴です。シンプルで直線的なスタイルであるため、さまざまなシーンに溶け込めるでしょう。グレードは、「XL」と「XE」の2グレードを展開していました。


イプシロン



クライスラー イプシロンは、2012年から2014年にかけて日本で輸入販売していたコンパクトハッチバックです。姉妹車にランチア イプシロンがあります。エンジンは、0.9Lツインエアのみです。グレードは、ベーシックグレードにあたる「ゴールド」と、16インチアルミホイールや本革シートを装備した上級グレードの「プラチナ」の2展開です。丸みのあるスタイリングで、上品な印象があるため、乗る人の性別を問われません。


インペリアル



クライスラー インペリアルは、1955年から1993年にかけて7世代にわたり製造・販売していたモデルです。ボディタイプは、4ドアセダンを中心に、2ドアクーペや2ドアコンバーチブルをラインナップしていました。アメリカ車らしい大排気量エンジンかつ、大柄なボディサイズが特徴です。どの世代もスタイリングが個性的で、アメリカ車ファンから根強い人気があります。


クロスファイア



クライスラー クロスファイアは、2003年から製造・販売が始まった2ドアスポーツクーペです。メルセデス・ベンツ SLKクラスがベースとなっており、ハードトップオープンのメルセデス・ベンツ SLKクラスに対し、クロスファイアにはクーペボディが与えられています。ルーフラインは、クライスラーらしい緩やかな弧を描き、ベース車を感じさせない独自のスタイリングとしています。2ドア2シータースポーツモデルであるため、パーソナルドライバーズカーとして最適です。


グランドボイジャー



クライスラー グランドボイジャーは、ファミリーカーとしても使えるアメリカンサイズの大型ミニバンです。

日本では、1997年から2010年まで輸入販売されていました。日本には、1997年から「LE」が導入され、1999年に「LX」へ変更されています。2001年からの2代目では、「リミテッド」を展開し、2000年からは「リミテッド AWD」が追加されました。2008年からの3代目では「リミテッド」を基本とし、「ツーリング」や「LX」も導入しています。


ストラトス



クライスラー ストラトスは、1995年から2006年まで2世代にわたり製造・販売していたミディアムサイズの4ドアセダンです。日本にも1995年から導入され、1997年まで輸入販売していました。十字型のフロントグリルが特徴で、三菱製のエンジンを搭載しています。グレードは「LE」と「LX」を展開し、いずれも派手なデザインではなく、信頼性の高い日本車メーカーのエンジンを搭載しています。


ネオン



クライスラー ネオンは、1994年から2002年まで2世代にわたり製造・販売されたコンパクトセダンです。徹底的なコストカットが行われ、「日本車キラー」とも呼ばれていました。ダイムラーとの提携により、高い剛性と操縦安定性を身に付けていることも特徴です。日本には、本革シートなど豪華装備を備える「LX」の単一グレードが2000年から導入されています。コストパフォーマンスに優れた個性的なスタイルのクライスラーを探しているのであれば、ネオンが最適といえるでしょう。


バイパー



クライスラー バイパーは、1997年に導入されたスポーツカーです。ワイドで長いボンネットを持つスタイリングが特徴で、7.9LのV型10気筒エンジンを搭載しています。日本への正規輸入を開始した当初は「RT/10」の単一グレードを導入していました。1999年からは「GTS」を追加したものの、2002年の年末をもって正規導入が終了し、2代目以降は正規輸入されていません。アメリカンマッスルスポーツカーを堪能したければ、クライスラー バイパーがおすすめです。


ボイジャー



クライスラー ボイジャーは、1997年から日本に導入を開始したミニバンです。兄弟車にはダッジ キャラバンがあります。クライスラー ボイジャーは、ショートボディバージョンに与えられた車種名です。ロングボディは、グランドボイジャーとして販売されていました。1997年から2001年の初代ボイジャーは「LE」をメインに、「SE」や「LX」、AWDモデルを導入されています。2001年から2007年モデルでは、「LX」をベースに、上級グレードの「LXプレミアム」が導入されました。


パシフィカ



クライスラー パシフィカは、2004年から2008年にかけてロールーフのクロスオーバーSUVとして販売されていました。排気量の異なるV型6気筒エンジンを搭載しています。2017年からは、5ドアのミニバンとしてパシフィカの名が復活し、アメリカ製のミニバンとして初めてPHEV(プラグインハイブリッド)を搭載していることで注目を浴びました。ボディサイズが大きく、日本の道路では、サイズを持て余すほどです。ボディサイズが大きいため、室内空間にゆとりがあります。


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クライスラーのグレードの調べ方



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クライスラーは、日本に正規輸入されていますが、導入グレードが限られていたり、販売期間が短かったりします。そのため、グレードの検索は、思いのほか苦労してしまうのです。ここからは、クライスラーのグレードの調べ方をご紹介します。


メーカーサイトで調べる



クライスラーのグレードを調べ方として、メーカーサイトにアクセスする方法があります。日本公式サイトで公開しているのは、正規輸入されているモデルやグレードのみです。並行輸入された車種やグレードに関しては、日本向けサイトではなく、アメリカ本国のサイトで調べると良いでしょう。


メーカーに直接問い合わせる



クライスラーのグレードを調べる方法として、メーカーに直接問い合わせをする手段があります。日本で正規輸入代理店となっているディーラーに問い合わせると、車種やグレードの情報を教えてくれるでしょう。


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クライスラーのお気に入りのグレードを見つけましょう



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クライスラーは、歴史が長く、これまでに数多くの車種を世に送り出してきました。日本の市場には、正規輸入されたモデルもありますが、並行輸入により上陸した車種やグレードも出回っています。さまざまな手段でお気に入りの車種やグレードを見つけ、ご自身が思い描く理想のクライスラーを手に入れましょう。

クライスラーを高く買い取ってもらうには

クライスラー を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは クライスラー の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

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