アイキャッチ画像
輸入車の選び方

更新2021.04.23

クライスラー「300C」の維持費は高い?維持費を抑える方法も解説!

ライター画像

外車王SOKEN編集部

クライスラーは、アメリカを代表する自動車メーカーです。かつては自動車産業のビッグスリーにまで登り詰めましたが、経営破綻し、フィアットグループの傘下になっています。そんなクライスラーを代表するモデルが「300C」。日本でも人気が高く、多くの人に認知されています。今回は、人気のクライスラー 300Cの維持費の詳細と費用の抑え方をご紹介します。

a6c48109-455e-4d44-9701-0ae54c1537fd


クライスラー300Cとは



クライスラー 300Cは、クライスラーを代表するセダンであり、300シリーズの上級モデルとして位置付けられている車種です。

クライスラー 300シリーズは、1999年から2004年まで製造・販売していた「300M」に始まり、2004年から「300」へフルモデルチェンジしました。300Cは、2004年から製造が始まった初代300の上級グレードにあたります。300Cの特徴は、5.7Lヘミ(HEMI)エンジンを搭載していることです。日本においては、搭載エンジンの種類を問わず「300C」として販売されていました。

2011年に2代目300へフルモデルチェンジすると、日本でも車種名を「300」に改名。本革シートや20インチホイールを装着するラグジュアリーグレードに「300C」の車種名が与えられています。2015年からの後期モデルでは、車種名を「300S」に改め、2017年まで輸入販売していました。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

クライスラー300Cの維持費の内訳



7492f922-9caa-4dd2-97df-0931986d04f5

クライスラー 300Cの維持費は、ガソリン代、修理費、メンテナンス費、車検費用、税金に分類されます。ここからは、それぞれのコストについて「日本に導入されていた3.5Lエンジン搭載モデル」、「5.7Lヘミ(HEMI)エンジン搭載モデル」に分けて詳しく解説します。


ガソリン代



クライスラー 300Cのガソリン代は、年式、グレード、装着装備、エンジンの排気量によって異なります。カタログ燃費では、2004年に製造が始まった初代300C 3.5Lモデルが8.1km/L、5.7Lヘミ(HEMI)エンジンモデルが6.4km/Lです。2011年から製造が始まった2代目300および300Cには、いずれも3.6Lエンジンが搭載されており、カタログ燃費が9.2km/Lとなっています。

1年間の走行距離を12,000kmと仮定し、ハイオクガソリン単価145円/Lの場合、それぞれの年式・グレードにおけるガソリン代は、次のようになります。

【初代300C】
3.5Lエンジン:214,745円
5.7Lヘミ(HEMI)エンジン:271,875円

【2代目300C】
3.6Lエンジン:189,080円

このガソリン代は、あくまでもカタログ燃費を基にした計算です。ストップ・アンド・ゴーが多い日本の交通事情では、カタログ燃費に届くことが少ないため、ガソリン代がもう少し上乗せになると考えた方がよいでしょう。


修理費



クライスラー 300Cの修理費は、故障する部位によって異なります。

J.D.パワーが実施した「自動車耐久品質調査(2018年)」によると、クライスラーの耐久品質評価は、アメリカで販売している主要自動車メーカー31社中31位です。そのため、他の自動車メーカーよりも故障しやすく、トラブルや不具合が付きものといえます。

※参考元:https://www.jdpower.com/business/press-releases/2018-us-vehicle-dependability-study

修理費の相場は、シフトレバーが動かなくなるトラブルの修理が数万円前後、エンジンオイル漏れの修理が10万円前後、ヘッドライトユニット総交換30万円前後です。


メンテナンス費



クライスラーは、オイル交換、消耗品交換、定期交換部品など、さまざまな部分でコストがかかるため、年10万円前後は用意しておきましょう。

エンジンオイルは、一定の距離または一定の期間ごとに交換が必要です。また、オイルフィルターの交換を伴う場合、フィルター代もかかるため、メンテナンス費用が数万円になることもあります。消耗品はワイパーゴムやタイヤなどで、細かい部品まで含めると数が多いため、維持コストが高くなりがちです。

定期交換部品は、ブッシュやマウントといった走行性能に直結するパーツです。これらのパーツを交換しなければ、走行中に異音や不具合が発生する原因になってしまいます。特に中古でクライスラー 300Cを購入した場合は、交換を欠かさないようにしてください。

長期にわたり走行していない車両は、ゴム部品の劣化が進み、硬化している可能性があります。劣化や硬化が進んだパーツは、故障や不具合の原因になるため、納車整備のタイミングで、部品交換をしておきましょう。


車検費用



クライスラー 300Cの車検費用は、「法定費用」と「整備費用」に分類されます。法定費用には、「自賠責保険料」、「自動車重量税」、「印紙代」の3つがあります。整備費用は、「分解整備の基本料」、「交換部品代」、「工賃」の3つです。

「印紙代」と「分解整備の基本料」以外は、グレードや車両の状態により変動します。また、「分解整備の基本料」は、車検を依頼する整備工場により異なるため、車検を依頼するタイミングで基本料金を確認しましょう。おおよその目安として、状態が良い車両の最安車検費用で10万円前後です。


税金



クライスラー 300Cの税金は、「自動車税」と「自動車重量税」です。自動車税は、1年に1度納税する税金で、エンジンの排気量により金額が決まります。自動車重量税は、車両重量により金額が決まる税金です。同じ年式の車両でも、装備が多く装着されていると1クラス上の区分になることがあります。クライスラー 300Cの自動車税と自動車重量税は以下の通りです。

【自動車税】
3.5Lおよび3.6Lエンジン:65,500円
5.7Lヘミ(HEMI)エンジン:87,000円

【自動車重量税】
全グレード(1.5t~2.0t):32,800円


クライスラー の買取相場についてチェックする >

クライスラー300Cの維持費が高くなる原因



97d562d0-9ab9-4a6f-a624-ac713d772e07

クライスラー 300Cの維持費は、初度登録から13年以上が経過したり、メンテナンスをしてなかったりすると高くなります。ここからは、クライスラー 300Cの維持費が高くなる理由を詳しく解説します。


13年以上乗っている



クライスラー 300Cの自動車税は、13年以上経過すると高くなります。法律により、初度登録から13年以上経過した車種に関しては、自動車税が約15%も重課になってしまうためです。エンジンの排気量が大きいグレードもある300Cは、新車登録から13年以上経過した途端に税金が高額になります。


メンテナンスをしていない



メンテナンスをしていないと、クライスラー 300Cの維持費が高くなります。エンジンオイルの交換、ブッシュやマウントなどの定期交換部品のメンテナンスは、クライスラー 300Cの健康を左右する重要な要素です。メンテナンス不足により、大きなトラブルになってしまうと、メンテナンス費よりも修理代の方が高くなります。定期的なメンテナンス・点検は、怠らないようにしましょう。


ディーラーに修理依頼をしている



ディーラーに修理の依頼をすると、維持費が高くなる可能性があります。ディーラーは、メーカー純正部品を使用し、マージンにより利益をあげています。そのため、ディーラーでメンテナンス・点検や修理をすると、修理費用が高くなるのです。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

クライスラー 300Cの維持費を抑える方法



8e2340b5-c762-40f0-8a4a-28901e793f60

クライスラー 300Cの維持費を抑える方法は、税金が安いグレードを選択し、定期的にメンテナンスをして、工賃が安く部品の種類を選べる整備工場に入庫することです。ここからは、クライスラー 300Cの維持費を抑える具体的な方法をご説明します。


定期的にメンテナンスをする



定期的なメンテナンスをしていないと、大きなトラブルを引き起こし、修理が必要となり、高額な修理費用になる可能性が高くなります。定期的にメンテナンスすることで、大きなトラブルの予防とパフォーマンスの維持に繋がるでしょう。12ヶ月点検以外のタイミングで異音・違和感を感じたときは、点検を待たずに整備工場で見てもらいましょう。


税金が安い車種を選ぶ



クライスラー 300Cには、アメリカ車らしいV型8気筒5.7Lヘミ(HEMI)エンジンを搭載したグレードのほか、排気量か少ないV型6気筒3.5L~3.6Lエンジンを搭載するグレードもあります。自動車税を抑えたい場合は、V型6気筒エンジンを搭載するグレードを選びましょう。

自動車重量税は、V型6気筒エンジン搭載グレードとV型8気筒ヘミ(HEMI)エンジングレードは同じ税金区分のため、税額に差がありません。ただし、車両重量が大きくなると、燃料消費率(燃費)が下がり、ガソリン代が高くなります。同じ税金区分であっても、車両重量が小さいグレードを選ぶと年間維持費を抑えられるでしょう。


作業費が安い修理工場を選ぶ



クライスラー 300Cは、メンテナンスや点検が必須のモデルです。メンテナンスや点検をする工場によって、修理費用が異なります。そのため、アメリカ車を得意とし、クライスラー 300Cの整備ができる設備・工具が揃っている工場を選びましょう。


クライスラー300Cの維持費が高い場合は売却がおすすめ



クライスラー 300Cは、税金、メンテナンス費、ガソリン代など多くの費用がかかります。また、13年以上経過した車両は税金が高くなります。その他、所有年数が経過すれば、メンテナンスが必要な箇所が増えるでしょう。クライスラー 300Cの維持費が高くなっていき、所有するのが難しくなってきた場合は、売却するのが得策です。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

クライスラー300Cを高く売るなら外車王がおすすめ



クライスラー 300Cを少しでも高く売りたいのであれば、外車の買取を専門にしている外車王がおすすめです。外車王は、クライスラー 300Cを高額買取した経験や多くの査定実績があります。クライスラー 300Cの売却なら外車王にお任せください。


クライスラー300Cの維持費を踏まえて購入・売却を検討しましょう



ab95ca1b-f5f4-4127-8044-284bc89ac54e

クライスラー 300Cの維持費は、決して安いとはいえません。エンジンの排気量と車両重量が大きい車両のため、税金が高くなります。また、車両重量が大きいことで、どっしりとした乗り心地を実現する反面、燃費が悪化しガソリン代が高くなり、維持費が高額になってしまうのです。クライスラー 300Cの購入を検討するときは、維持費も考えましょう。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

クライスラーを高く買い取ってもらうには

クライスラー を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは クライスラー の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

クライスラー の買取専門ページはこちら >

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています
輸入車に特化して20年以上のノウハウがあり、輸入車の年間査定申込数20,000件以上と実績も豊富で、多くの輸入車オーナーに選ばれています!最短当日、無料で専門スタッフが出張査定にお伺いします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。