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ドイツピックス

更新2017.04.10

「環境ゾーン」は旧車が走れない。ますます進むフランスの化石燃料車対策

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NAO

去年夏より、パリ市内ではクラシックカーをはじめとする古いクルマの平日走行禁止などの排ガス対策を始めてきたフランス政府。

今まではパリのみに限定されていた取締りですが、この度フランス南部のリゾート地としても有名なリヨン、グルノーブル地域にも適用される見込みです。このようにフランスではクルマに関する環境政策をどんどんと推し進めています。



ドイツでも見かける「環境ゾーン」は主に観光地や市内に設定され、ユーロ基準を満たしていない車両は通行できない区域となっています。フランスも同様「Zone Circulation Restreinte」と呼ばれる特別区域があり、ここにはCRIT’Air(空気品質証明)が定めた6クラスから成るステッカーを保有している車両のみが通行可能となります。

このクラスは車両の有害ガス排出量に応じて分別されるもので、ステッカーの申請料金は2500円程度。ステッカー無しで同地域を走行した場合には約7000~40000円までの罰金が課せられます。これはフランス国民だけの話ではなく、国外ドライバーも同様の扱いとなるため、場合によってはわざわざ申請しなければならなくなります。陸繋がりの欧州だからこその問題ですね

今後はこの環境ゾーンを更に増やす予定で、現在はステッカーさえあれば走行可ですが、将来的に上位クラスのステッカーを持っている車両に限定していくようです。

ドイツではHナンバー車だと環境ゾーンでの走行は特別措置として許可されていますが、フランスには現在そのような制度はありません。このまま旧車への対策無しに政策が進めば、旧車オーナーにとっては肩身の狭くなる思いかもしれません。

出典・参照元:http://www.oldtimer-markt.de

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