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更新2020.08.20

自動車販売店で「商談中」のサインが意味する5つのパターンとは?

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松村 透

新車(主にショールーム展示車)や中古車販売店、ホームページなどで「商談中」のサインを見掛けたことはありませんか?

筆者は、お酒を飲みながらの中古車ウオッチングが至福のとき(何だか悲しいですね…)なのですが、仮にまったく手の届かないクルマであったとしても、ついこのあいだ見つけた気になるモデルが「商談中」となると、本気で落ち込みます。思わず、このまま君だけを奪い去りたくなる衝動に駆られます。

しかし、現実にはそんなことはできるはずもなく、数日以内にはあっさり「売約済み」となり、やがて販売店のストックリストから姿を消していきます。こうしていままでに、何百、何千台のクルマを見送った(?)ことでしょうか。

それはさておき、自動車販売店が掲げる「商談中」にもさまざまな意味合いがあります。つまり、一概にはいえないのです。それを5つのパターンにまとめてみました。

1.既に予約金が払われている



売約済みではないけれど、既に予約金が支払われていて、あとは諸手続が済めば売約済み…という状況で「商談中」のサインを掲げるケースです。この場合は売約済みとほぼイコールなので、契約キャンセルとならない限りは購入するのは難しいといえます。

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2.口頭などで仮予約として押さえられている



「欲しいけれど1晩考えるので、商談中にしてもらえますか?」など、いわゆる仮予約的なケースです。一応「商談中」のボードは掲げられますが、効力はないに等しく、他の人が買いたいと意思表示をして、その場で即決すればokという場合もあります。トラブルの元になる場合もあるので、店舗側で先に一言声を掛けてくれるところもあります。

3.冷やかしのお客さんを寄せ付けないための自衛策



特殊なクルマだったり、希少価値かつ程度極上な個体など。店舗側としては、次のオーナーを厳選して販売したいケースもあります。大量の冷やかし電話やメールで問合せがあると業務が滞ることも珍しくありません。つまり「買う側の本気度を試す」意味で商談中としている場合もあるのです。

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4.お客さんの車を一時預かっていて、触らせないようにする



工場はすでにクルマで一杯。またはセキュリティ上の意味合いでショールームに展示することがあります。しかし、そのまま置いておくと勝手に触ったり、なかにはドアを開けようとする人もいるそうです。そこで「触っちゃだめですよ」と無言の主張をする必要があります。多くは「売約済」が使われるケースが多いようですが、稀に「商談中」のボードを掲げることもあります。

5.店舗側の演出として



オープンして間もないときや、在庫車の回転がいまひとつなとき…。「商談中」の札を掲げて活気があるように演出することもあります。本来は美味しいと評判のはずの飲食店でも、ガラガラだと常連でもないかぎりは入りにくいもの。売れないだろうから、考えるのはまだ先でいいや・・・。これが商談中に変わると、心中穏やかではありません(経験あり)。

このように「商談中」だからと諦める必要もないケースもあります。反面、悩んでいるホンの一瞬の隙をついて「このまま君だけを奪い去っていく」人もいます。

ディーラーのショールームで展示販売されているクルマや、中古車販売店で売られているものも、そのほとんどが「1点モノ」です。まったく同じ条件のクルマと巡り会う可能性は限りなく低いといわざるを得ません。

それだけに、ビビッときたクルマに巡り会ったときこそ、あとで悔やむことのないよう、どうか思い切ったな決断をしてください。筆者も、それで何度も涙してきました。

[ライター/江上透]

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