ドイツニュース
更新2022.09.06
独BMW、燃料電池システムの小規模生産を開始
外車王SOKEN編集部
独自動車大手のBMWグループは8月31日、ミュンヘンの水素コンピテンスセンターで燃料電池システムの小規模生産を開始した。今年末から世界で試験・デモンストレーションを開始する予定の燃料電池車BMW「iX5ハイドロジェン」に搭載する。
この燃料電池システム(出力125kW/170PS)とBMWのeドライブ技術の第5世代電気モーター、「iX5ハイドロジェン」向けに特別に開発した高性能バッテリーとの組み合わせにより、「iX5ハイドロジェン」は総出力275kW/374PSを確保している。
BMW「X5」の既存のアーキテクチャに、水素タンク、燃料電池、電気モーターで構成される駆動システムを組み込んでいる。
今年初めにはスウェーデンで「iX5ハイドロジェン」の最終冬季テストを実施しており、気温が極めて低い環境でも当該モデルが日常的な使用に適していることが実証された。
[画像/BMW 提供元/FBC Business Consulting GmbH]