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ドイツ現地レポ

更新2016.02.22

もはや六本木のカローラではない。BMW3シリーズカブリオレ(E30)

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松村 透

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この記事をご覧いただいている方の多くは、E30型のBMW3シリーズといえば、まっさきにM3を連想するかもしれません。しかし、これはマニアックなチョイスで、素の3シリーズを連想するのが一般的ではないでしょうか。

現役当時のメルセデス・ベンツ190Eが「小ベンツ」、そしてE30型のBMW3シリーズが「六本木のカローラ」と揶揄されていたのはあまりにも有名ですね。アラサー前後の女性が、自ら赤い190Eを購入して乗っていました。筆者の先輩は、20代そこそこで中古の黒い325iカブリオレを購入し、週末になると女性を助手席に乗せて湘南ドライブを楽しんでいたそうです。もちろん、陽気のいいときはオープンで。

最近は、赤い190Eも、黒い325iカブリオレも本当に見掛けなくなりました。大半がその役目を終え、郊外の草むらなどでひっそりを余生を過ごしているのでしょうか。それでもときどき、二ケタナンバーの両車に遭遇することがあります。おそらく、ワンオーナーかツーオーナー車あたりでしょう。維持費もそれなりに掛かっているはずです。それでも手放せない何かがあるのでしょうね。

もはや六本木のカローラではない。BMW3シリーズカブリオレ(E30)

ドイツから、ワインレッドに塗られたE30型BMW3シリーズのカブリオレの画像が届きました。モディファイされた気配もなく、オリジナルコンディションのようです。一昔前の日本でも、こういう光景が見られましたよね。

こうしてボディラインを眺めていると、抑揚が抑えられたすっきりした佇まいに改めて驚かされます。街中で見掛ける機会があると「E30って、こんなに小振りだったかな?」とびっくりさせられます。筆者の先輩も悩まされていた雨漏り。この個体はどうなのでしょうか。さすがに幌だけは張り替えているかもしれませんね。

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このE30型BMW3シリーズのカブリオレも、いずれはHナンバーを取得するのかもしれません。母国ドイツでいまも現役として掛けぬけていることは実に幸せなことですね。その反面、極東の地にやってきた仲間たちの行く末に思いを馳せると…なんともいえない気持ちになるのは筆者だけでしょうか。

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