ドイツニュース
更新2020.11.11
独BMW、第3四半期は増益確保
外車王SOKEN編集部
第3四半期の自動車出荷台数(BMW、MINI、ロールスロイス)は67万5,592台となり、前年同期に比べ8.6%増加している。
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■1‐9月期は大幅な減益
BMWグループの1‐9月期の売上高は、前年同期比7.1%減の695億800万ユーロ。税引き前利益(EBT)は41.5%減の29億6,200万ユーロと、大幅に落ち込んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が大きく、自動車出荷台数は12.5%減の163万8,167台だった。EBTベースの売上高利益率は4.3%(前年同期:6.8%)、最終利益は39.8%減の21億7,700万ユーロに落ち込んでいる。ブランド別の1‐9月期の出荷台数は、BMWが前年同期比11.3%減の142万7,392台。MINIは20.0%減の20万8,124台、ロールスロイスは28.5%減の2,651台だった。ただ、電動車の販売は伸びており、BMWグループ全体で前年同期比20.0%増の11万6,381台に拡大した。
地域別では、中国が前年同期比6.4%増の56万367台を確保している。欧州は19.7%減の64万8,494台、米国は24.6%減の20万286台と前年同期を大きく下回っている。
■自動車部門、EBITベースの売上高利益率で0~3%を見込む
自動車部門の1~9月期の売上高は前年同期比15.5%減の548億2,900万ユーロ。営業利益(EBIT)は、94.3%減の1億5,200万ユーロ。EBITベースの売上高利益率は0.3%(前年同期:4.1%)だった。BMWグループは、自動車部門の販売台数が前年を大幅に下回ると見込んでいる。EBITベースの売上高利益率は0~3%の確保を目指す。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]