中古車の豆知識 更新 2020.09.26 公開 2020.09.24

元買取専門店スタッフによるベンツの中古車選びの注意点

買取専門店で7年間勤務された後、現在はフリーランスのライターとして活躍されている中込健太郎さんから寄稿いたただきました。 ベンツの設計思想からタイプにあわせたおススメのベンツの中古車まで、読み応えのある力作です。少しボリュームがあるので、忙しい方は見出しを見ていただいて興味のある場所から読んでいただくとよいかもしれません。

新車は高いけどベンツの中古車はねらい目


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語弊があるかもしれませんが、率直に申し上げて、もっと多くの方が「ベンツに乗ればいいのに」と思います。

「何を言い出すのだ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。新車は確かに安くないでしょう。最近は戦略的な価格のクルマも増えてきました。それでも安い部類ではありません。見逃さないでいただきたいのは「メルセデスベンツの中古車」です。

ベンツは究極の最善を目指して作られたので他のメーカーとはやはり違います。


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いろいろな変遷はあるにせよ、メルセデスベンツを製造する「ダイムラー・ベンツ」は世界で最も歴史のある自動車メーカーです。

それでも、こんなにみんなの手に届きやすいメルセデスを造るようになったのは、ほんのここ15年ほど前の話です。

それまで一世紀という次元でクルマを考え、作る過程でメルセデスベンツが掲げてきたスローガンは「最善か無か」です。

最善を尽くせないのであれば、無に等しい。そういうスタンスでクルマを作ってきたメーカーのクルマは、昨日今日クルマを作り始めたメーカーとは断然違うのです。  コンマ一秒早く走れる、室内が大きい、燃費がいい。そのどれか一つだけを追い求めているのではありません。どれも高いバランスで両立させることを追求してきたのです。

さらに、故障しないこと、長持ちすること、万が一壊れたらどうするか、簡単に飽きてしまうようなデザインになっていないか、さらに「これに乗る人がどこへ乗って行っても不満を覚えないように」 そんなことまで考えられているのが、もともとメルセデスベンツのモノづくりに宿った志だったのです。

中古のベンツを軽自動車を購入する程度のお金で購入したことがあります。



筆者もかつてメルセデスベンツに乗っておりました。15年落ちのクルマでしたが、高速道路では決してペースに遅れることなどなく、むしろペースを引っ張っていけるほど。 思い立って東京から日帰りで京都まで行ったこともありました。とんぼ帰りもわけないことでした。

そんなことがワケなくこなせるのは、実は数字に表れない造りの良さが光っていたからにほかなりません。

何しろ疲れないのです。そんなクルマ新車価格は900万円ほどしていたクルマですが、私が買った時の価格は、新車の軽自動車も買えないような金額でした。 

最善を求めた結果、昔のベンツはコスト高で過剰品質



ただ、かつてのメルセデスベンツは、コストをかけ過ぎだという評判も多かったのは事実です。それだけ過剰品質だったのです。 今のメルセデスはもう少し一般的な存在になった、コスト意識を取り入れて作られるようになったといわれています。それでも乗れば、どこまでも快適に安全に走っていられる性能は他のメーカーに比べ格段に高いのがわかります。


中古車のベンツはとてもお買い得です。



ですから、思ってしまうのです。「そんなお金を払うなら、メルセデスの中古車に乗ればいいのに」と。 新車の価格は高価ですので、みんなが手を出せるものではないでしょう。しかし、日本では幸か不幸か年式距離が進むにつれ、ものすごい勢いで中古車価格が下がります。

新車の3割で売られたメルセデスベンツは、クルマの価値は間違いなく3割にはなっていない!ばかりか、「新車とどれほど違うのか?」というものも少なくありません。

車選びの基本に、むしろ「メルセデスベンツの中古車」という選択肢を加えるべきだ。むしろそう思うほどです。

どなたにもおススメできるのは先代のCクラスです。



初めてメルセデスを買われる方には先代のCクラスをおススメします。

理由としては、流通しているタマ数が多く、コンディションがいいものも見つけやすいこと、200万円台からでも幅広く選べること、またワゴン・セダン・クーペと、幅広いボディタイプから選べることなどがあげられます。

この位の年式であればまだまだ大きな整備を要さないでも、メルセデスの良さを十分体感していただけるでしょうし、価格帯も国産車を新車で買う感覚で選べます。またライフスタイルに合わせて「メルセデスを着る」かのようなピッタリの一台が見つかるのではないでしょうか。

Cクラスの買取専門ページはこちらです!

国産車に何台も乗り継いできたけどベンツは初めてという方はEクラスがおススメです。



国産車に何台も乗り継いでこられて、初めてメルセデスを購入される方にはEクラスをおススメします。

Cクラスと基本的な理由は一緒ですが、さらに作りの良いコンバーチブルも選べるほか、やはり「さすがメルセデス」と思わせる出来の違い、是非味わっていただきたいです。 そうなるとEクラスの方がより際立って感じていただけるでしょう。そのうえで、今時さほど大きすぎないボディサイズも扱いやすいと思います。

さもなければCLSクラスはいかがでしょう。最近どこのメーカーでもニッチマーケット向けのスタイリッシュな4ドアクーペを発表していますが、その先駆け的存在のクルマで、「4ドアクーペ」と呼ばれています。古くは20年以上前に、日本でも流行ったタイプの、デザインに重点を置いたタイプのクルマです。今の日本にはあまりないタイプのクルマですし、メルセデスならではの華やかさは存分に味わっていただくことが可能だと思います。

近場のドライブがメインなら現行のAクラスがおススメです。



日常、近場のドライブがメインの仕様用途の場合でも今のメルセデスにはぴったりの一台がございます。

現行Aクラス、Bクラスなどはそのクラスの最高水準の内容が備わっているといえるでしょう。

小さなボディながら、高速走行での安定感、使い勝手のよいシートアレンジ、ラゲッジスペース。私の周りにも何人かおりますが、実際に購入した人は、かなり満足されているようでした。

夫婦でのドライブ、週末のドライブならSLKクラスがおススメです



ご夫婦で一台、ウィークデーの忠実なアシにも、週末のドライブのお供まで大活躍の一台としてお勧めするとすればSLKクラスでしょう。

比較的コンパクトなボディ、小粋なオープンロードスタースタイル。高い耐候性を誇る開閉式ハードトップ。 お子様までも一緒にというわけにはいきませんが、2人乗りのクルマの中では、かなり高い実用性と華やかさのバランスのとれた一台と言えるのではないでしょうか。 子育てが終わり、再び二人暮らしに戻られたアクティブなシニア世代の方などにも大変お勧めの一台です。いかがでしょうか?

初めてのベンツ、お勧めの距離年式は?



正直、今やベンツは最もポピュラーな輸入車の一つです。3万キロ以下でもなかなか買い得感のある価格帯の在庫も珍しくはないので「5年落ち3万キロ以下」のクルマで気に入ったものが見つかれば、そんなのは積極的に奨めやすいとは感じます。 ただ、正直10万キロ程度で悲鳴を上げるようなクルマでもないのも、また事実なのです。逆に年式の古いクルマでも距離は大変少ないのに手のかかる個体もあるにはあるのです。

そういう意味で「この位の距離だからおススメ!」という数字的目安は「特にない」というのが、じつは答えだったりするのです。

ただ、だからこそ、どんな整備をされてきたか、保証はついているか、しっかりと整備はできるお店か見極めることが大切です。 こういうポイントは維持費を抑えることにもなります。

いいお店で買えば何も不安に思うことはないのです。「距離、年式よりお店」それくらいの気持ちで選ばれることをおススメします。

まずは気になるクルマがあったら、お店の人にいろいろとクルマのこと、整備のこと、どんなものを替えてもらえるのか尋ねてみることをおススメめします。その際に、特に年式が5年以上前のクルマは点検記録簿も見せてもらいましょう。今までどんなことをしてきたかがわかりますし、しっかりとメンテナンスがしてあるクルマなら、乗りっぱなしの距離の薄いクルマよりも安心と言えるのです。 逆に一見よさそうでも、そういうのがおろそかなクルマ、そういう相談や記録簿の開示、納車前の整備内容・メンテナンスに関する説明を渋るお店での購入は控えられた方がいいかもしれません。

ベンツ購入後の注意点は?



メルセデスベンツは、もともと耐久性のかなり高いクルマです。 古いモデルですとトランスミッションやエアコンが弱いといわれるモデルもありますが、それでも確実に壊れるというものでもありません。 正しい使い方をしていればそうそう簡単には故障することはないでしょう。

ですので、あんまり雑なシフトチェンジはしない(向きを変えるときはしっかりと停止してからD⇔Rのチェンジを行うなど基本的なことです。)あまり乱暴な加減速をしない。

そういった「クルマを大切に扱う気持ち」をもって運転されればそうそう簡単には壊れないでしょう。

ただ、機械ですから絶対に故障しないということでもありません。だからこそ、前項で申し上げた通り、購入時の点検整備、内容と項目が大切なのです。


年に一度くらいはあまり乗らなくてもオイル交換でエンジンルームを開けてもらうなどの整備がおすすめです。



クルマとして優秀なメルセデス。多少の不具合でも走ります。ですから動かなくなる時には取り返しがつかないことも・・・

そんなことがないように、日ごろから点検をした方がいいのです。 でも「自分でそんな細かい整備のことは、わからない」と思われるでしょう。そのために、日ごろから点検整備してもらうお店、工場でオイル交換をしてもらうのは一つの方法だと思います。 「クルマのため」以上に「日頃からクルマの状態を把握しておくため」に年に一度くらいはあまり乗らなくてもオイル交換でエンジンルームを開けてもらう。

こんな「クルマをいたわる心こそ最大のメンテナンス」なのです。  少しずつ普段から整備・部品交換しておけば、維持費は国産のコンパクトカーと同じというわけにはいかないかもしれません。 しかし、部品の流通も多いですし、一般論としてはさほど気にすることはないでしょう。

メルセデスベンツは輸入中古車ではもっともリスクの低い選択肢であるといえるのです。

あとはあまり短い距離を乗らな過ぎること、短距離使用が普段多い方は、週末やたまのお休みには少し遠出をしてあげることをおススメめします。

その他、おススメのメルセデスベンツ、おススメめの距離年式は?



ベンツSクラスについて



足にするならこれ以上頑丈で安心できるクルマはないかもしれません。
一番シンプルで、他のクラスと共用のシステムである場合も多い6気筒モデルこそ、いずれの代でもベストバイだと思われます。

ベンツMクラスについて


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古くからあるGクラスはもっとヘビーデューティーなモデルですが、より乗り心地のいい、気軽に使えるクルマとして登場しました。
比較的故障リスクも少ないので、輸入SUVでは是非選択肢に入れていただきたいモデルです。しかし、何と言っても現行型、販売価格は高年式中心のためまだ高値安定の傾向は続いていることでしょう。しかし、このモデル、新車の7割程度がCDI、クリーンディーゼルエンジンモデルなのです。1リットルで堅く2ケタ走る燃費、力強さ、静かさなどクオリティバランスがかなり高いです。経済的なランニングコストと、まぎれもないメルセデスのアピアランス、向上した質感。予算をオーバーしても「飛び降りていい清水の舞台」ではないでしょうか。

しかし、最善か無か「そのためにはなにも惜しまない!」という方には是非Gクラス、ゲレンデヴァ―ゲンともともと言われていたモデルがおススメです。

[ライター/中込 健太郎]


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