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ドイツピックス

更新2017.05.30

ナイジェル・マンセルのショップでV12エンジンに換装された「フェラーリ308 GTS QV」予想落札額を大幅に下回って売却

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1975年の誕生以来、名車として愛されているフェラーリ308。今回、オリジナルのV8エンジンからV12エンジンに換装され超希少車「フェラーリ308GTS QV」がシルバーストーン・オークションに登場しました。



この個体は、当時のオーナーがV8エンジンの最高出力240馬力では物足らず、今や伝説のF1ドライバーであるナイジェル・マンセル氏経営の「エンブレム・スポーツカーズ」にチューニングを依頼。当時のニューモデルであった400シリーズのV12エンジンに換装しており、ボディカラーも珍しいメタリックブルー・キアロを纏う、見た目も中身も特別なフェラーリに仕上がっています。

オリジナルマニュアル、書類、ツールキットやジャッキなど付属品も完備。しかもこの個体はイギリス仕様であったため、わずか200台余りしか存在しない右ハンドル車となっています。

このような条件が揃い、この308GTS QVには競売前からかなりの注目が集まっていました。しかし結果は、予想落札額860万円を約100万円ほど下回り、約756万円(63000ユーロ)で落札されました。

ここまで価格が下がった理由としては、フェラーリの公式関与なしにV12エンジンへ換装したことによるもの。フェラーリから「フェラーリ・クラシックカー証明書(日本でフェラーリ・クラシケと呼ばれているものです)」が正式に下りなかったためと言われています。しかし、落札者はこの件に関してはあまり気にしてはいないようです。

ちなみに、1月に開かれた同オークションではアメリカの有名ドラマ「私立探偵マグナム」で使用されたフェラーリ308GTS QVが出品されましたが、こちらはドラマの付加価値もあり約2,000万円で落札されています。

出典・参照元:http://www.autobild.de/

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