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メンテナンス

更新2016.12.17

ポルシェ911に搭載されていたエアプレッシャーゲージ「あれはエーモンだ!」

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松村 透

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先日、ある自動車販売店でごそごそとポルシェ911(997)の実車確認をしていたときのこと。フロントのトランクスペースのなかから「救急セット」が出て(発掘されて?)きました。

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内訳はご覧の通り。傷あてパットやガーゼ、救急シート、そしてハンドブックまで…。このまま東急ハンズで売っていても不思議でないほど、充実した中身です。

こういうものって、日本でパッキングするものなんだ…。そう思われたかもしれません。かつて、筆者がある輸入車メーカーの取扱説明書を編集を始めたばかりときです。印刷所に行く用事があり、車検証のケースと各モデルの取扱説明書が山のように積まれていて驚いたことがありました。

さて、救急セットの他に発掘されたものが、こちらの「ポルシェバック」。

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ライト類のバルブやヒューズ、ホイールクリーナーとともに収められているのは、タイヤのエアプレッシャーゲージです。よく見ると、「AMON(エーモン)」の文字が。もちろんこれはあの「エーモン工業株式会社」製のものです。

DIY派のクルマ好きなら、一度はエーモン社の製品にお世話になった方も多いのではないでしょうか。ネットで手軽にカー用品が買えるようになったとはいえ、ある程度の「勘」が求められることもあるDIY作業。汎用品のスイッチやちょっとした部品など、こればかりはカー用品店やホームセンターで現物を見比べて買わないと判断がつかない…。そんなことも多々あります。

かくゆう筆者も、不器用な割にいじりたがりです。よせばいいのにDIY作業を試みて、暗唱に乗り上げることもしばしばです。あげく何度もエーモン社の製品を買うために(一度でまとめ買いすればいいのに…)カー用品店を往復し、しまいには友人メカニックやディーラーに助け船を頼むはめに。メカニックの友人曰く「センスがないからやめとけ」だそうです・・・。

そんな、カーDIY派の強い味方であるエーモン工業株式会社は、1964年(昭和39年)に広畑産業として創業。1964年といえば、ちょうど東京オリンピックが開催された年にあたりあます。

エーモン…どんな意味なのか?気になりますね。ちなみに、みんカラ公式ブログでは以下のコメントとなっていました。

AMONと書いて…エーモン!
で、どんな意味があるのか?


実はギリシャ神話の太陽神アモン・ラーから引用し、マークには太陽に向かって羽ばたく鳥が描かれています。

しかし、実態は皆さんのご想像通り、関西弁でえーもん作ろうからきています。
25年前に、エーモン工業と社名変更しましたが、それまでは株式会社ヒロハタでした

出典:http://minkara.carview.co.jp/userid/193175/blog/4934194/


最近では、オンボードコンピューターが自動的にタイヤの空気圧を測定してくれるクルマもあります。しかし、アナログのエアプレッシャーゲージは、仮に車載されていないとしたらスポーツカーでなくとも持っておきたい1品です。

ポルシェが純正の車載品として採用するほどです。間違いなく「あれはエーモンだ!」と断言できる1品(逸品)です。どこかで聞いたことのある台詞…なのは、きっと気のせいです。

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