アイキャッチ画像
中古車の魅力

更新2021.05.06

シルエットクイズ第3弾!正解はデ・トマソ パンテーラGTSでした♪

ライター画像

外車王SOKEN編集部

第3回の開催となるシルエットクイズ、みなさまお分かりになりましたでしょうか?正解は”デ・トマソ パンテーラGTS”でした!デ・トマソといえばスーパーカーメーカーであり、その名を世界的に轟かせたのは同社が手がけた"マングスタ"でした。しかしながら、スーパーカーメーカーとしてはまだまだ歴史の浅いデ・トマソは、他社とは違うアプローチで次世代のスーパーカーをつくろうとしていました。そこで生み出されたのが"パンテーラ"で、同年代のスーパーカーの約半分の値段ながら、見た目は完全なスーパーカーであったことから、大変人気を博したモデルでした。それでは、デ・トマソ パンテーラGTSの詳細に迫っていきましょう^^


デ・トマソ パンテーラGTSのディティールに迫る!!



パンテーラの初代モデルは1971年に登場、スーパーカーというと少量生産のイメージが強いですが、パンテーラでは量産化に向けたモノコックと汎用エンジンであるフォードのV8を搭載することで、そのコストを大幅に下げることに成功しました。なぜフォードのエンジンが採用されたかというと、デ・トマソ創業者のアレハンドロ・デ・トマソ氏が、個人的にフォード副社長のリー・アイアコッカ氏と親しかったためで、タッグを組む形で"イタリアンマッスルスーパースポーツ"という、スーパーカーでは異端児的な存在として、世の中にデビューすることとなりました。



デ・トマソとフォードの共同プロジェクトということで、それぞれ同社の特徴を生かして製作が進められました。車輌の基本設計や、デザイン、プロデュースなどはスーパーカー製作に慣れているデ・トマソが、膨大な開発費用を要するエンジン供給や、さらにはアメリカでのセールスにはフォードが協力するかたちで、スーパーカーとしては異例のコストを抑えてかつ量産化を進める方向で進められました。



現在でこそ車体は各メーカーで製作し、そこに他社製のパワーユニットを組み合わせることが一般化し、その結果として少量生産のスーパーカーメーカーも多数生まれることとなりましたが、パンテーラはその礎をつくったといっても過言ではないでしょう。



インテリアはバケットシートが装備されており、スパルタンかつ機能的なルックスになっています。一番の特徴はセンターコンソールにある縦型の4連の補助メーターで、上から電流計、燃料系、水温系、油圧系の順番に配列されています。さらには、イタリア車らしいHパターンで区切られたシフトゲートも存在しており、スーパーカーらしい演出に一役かっています。



ミッドシップに搭載されるエンジンは、通称“クリーブランド”と呼ばれるフォードのエンジンです。排気量を5763cc、バンク角90°の水冷V型8気筒OHVエンジン、さらにGTSではパワーアップのためのチューニングが施され、355hpのパワーと50.1kg・mのトルクを発生する強力なユニットです。ラジエターを前に、エアコンのコンデンサーをリアに配置など、重量物の配置に工夫を凝らした結果、車重は1350kgまで押さえられ、前後重量配分は"42:58"とミッドシップながらも理想的な重量バランスを実現しました。



フォード製V8エンジンというと汎用型のエンジンに違いありませんが、最高速度:280km/hを達成、性能面では同年代のライバル達に勝るとも劣らない十分な性能を有するエンジンでした。専用設計のV12エンジンを搭載するフェラーリ、ランボルギーニのような官能性はありませんが、アメ車的な豪快で野太いV8OHVエンジンのフィーリングはパンテーラ独自の特徴的な個性となっています。



1973年、パンテーラ・シリーズに改良が加えられ、その後アイコニック的な存在となるハイパフォーマンスモデル、"パンテーラGTS"がデビューしました。エクステリアは、前後フードやボディの下半分をマットブラックで塗装、ツートンカラーのボディはパンテーラを特徴づけるカラーリングとなり、その後のモデルにも採用されることが多かったのが印象的です。



しかしながら、パンテーラの生産にも危機が訪れます。みなさんご存知のオイルショックです。経済状況の悪化により、嗜好性の高いスーパーカーは軒並み販売台数を落としていきます。結果的にフォードはパンテーラの販売中止を決定しますが、その後はデ・トマソ独自で販売がつづけられることとなり、後に後継機の"ヌオーバ パンテーラ"が生み出されることとなりました。



その類まれな生まれからも、揶揄されてしまうこともあったパンテーラ。その異端な存在ゆえに時代を超越した魅力を秘めているのも確かです。運動性能も飛びぬけて高いというわけではありませんでしたが、それでもなおファンが多いのはやはり魅力的であるからに違いないでしょう。後世に引き継いで生きたい、スーパーカーの1つではないでしょうか。


外車王バナー外車王バナー旧車王バナー旧車王バナー

デ・トマソ パンテーラGTSについて最後に


高価格帯のハイパフォーマンスカー、古いお車、流通量の少ない特殊なモデルなど、外車買取専門店の精通した知識がないと、その価値は分かってもらえません。大切にしてくれる次のオーナーへの橋渡し役としてご提案させていただきます。 ご売却をお考えのオーナー様は、ぜひ外車王までお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

デトマソ パンテーラを高く買い取ってもらうには

デトマソ パンテーラ を高値で売却したい場合は外車王がおすすめです。輸入車に精通した専門スタッフは デトマソ パンテーラ の特徴及びセールスポイントを把握しているため、一般買取店では評価が難しい車種でも正確かつ高額査定を実現します。一般買取店で思った金額が出なかった方、ディーラー下取りに不安のある方、一括査定にうんざりの方など、愛車の価値を少しでも理解してほしいとお考えでしたら、ぜひ外車王にお任せください。

デトマソ パンテーラ の買取専門ページはこちら >

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています

外車王SOKENは輸入車買取20年以上の外車王が運営しています
輸入車に特化して20年以上のノウハウがあり、輸入車の年間査定申込数20,000件以上と実績も豊富で、多くの輸入車オーナーに選ばれています!最短当日、無料で専門スタッフが出張査定にお伺いします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。