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中古車の豆知識

更新2018.12.04

車の維持費っていくらかかるのかとどうしたら安くなるのか。維持費を抑える7つの方法

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外車王SOKEN編集部

車の維持費というのは実はなかなか一枚岩で行かないもので、購入時に当初の予算よりも思いがけずお値打ちに車を買うことが出来たと思っても、いざ乗ってみると維持費で苦労するといった話もよく耳にします。車のユーザーにとっても何かと厄介なのが維持費なのではないでしょうか?

この記事では車の維持に必要な経費と項目、安く抑える方法を紹介していきます。

車の所有にかかる経費、項目数細かく分けると7つ




車は買うまでではなく、買ってからが始まりです。そう考えると車にかかる維持費というのは、購入時の予算以上に慎重に考える必要のある項目なのですが、意外と具体的にどこにどれだけの費用がかかっているかわからないという方も多いと思います。

そこで今回は、車の維持費について毎月にかかる費用や年間にかかる費用。そして維持費を抑えることができるポイントなどを紹介していきたいと思います!


•燃料代(ガソリン代など)
•駐車場代などの保管費用
•油脂類・消耗品交換などの定期整備費用
•法定点検・車検
•保険(保険会社へ加入など)
•税金(重量税など)
•故障や接触事故等、イレギュラーの修理費用


などが、主な物といったところでしょうか。

年々、値上がりする保険料金、増税や法定点検・車検に関しては正直なところ諸外国に比べると理不尽に感じる部分があるのも否めません、所得の伸びも停滞している昨今、クルマの維持費が高いと感じる人が多いのも事実でしょう。それでも一つひとつを見直していけば維持費を安く抑えることも可能かもしれません。それでは維持費の内訳の詳細を確認してから、どんな方法があるか考えてみましょう。

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車の維持費の年間の維持費と月々の維持費


車の維持費というのは、軽自動車、小型・普通自動車、排気量、ボディタイプなどで細かくわかれるので、はっきりいくらとは言えませんがまず、2000ccクラスのファミリーセダンとして年間の維持費を概算してみると以下の通りです。

車にかかる税金について理解しよう


自動車税39500円、車両重量税12300円(1t1.5t)計51800円

自動車保険


30歳以上、10等級、車両保険付きで70000~90000円

整備費用


12カ月法定点検10000円前後、オイル交換5000~10000円

燃料


燃料代10km/L、年10000km、ガソリン150円/Lとして150000円

駐車料金

月極め駐車場を借りてる場合、月15000円として180000円

この時点で年間¥329,800円かかることになります。月額にすると3万円弱です。

更にこれにローンやイレギュラーの修理や消耗品交換、物損事故による鈑金修理がプラスになるため、最低でも年間40~50万円は見ておいたほうがいいでしょう。故障等、イレギュラーのトラブルは省いての概算で30万円以上なので車の維持費というのは思ってる以上にかかるというのが分かります。

もちろん車種や車の使用条件によって違いが出てきますので正確な維持費を算出する場合は以下の状況をご確認ください。

•軽自動車、小型・普通乗用車と排気量、貨物自動車どの税率が適用されるか
•保険証書に表示してある金額
•この1年間のディーラー・整備工場への支払金額
•年間の走行距離
•年間の保管費用


車の排気量は維持費に影響する


おそらく、車の維持費で一番わかりやすく連動しているのは排気量でしょう。当然ですが排気量は多くなればなるほど維持費は高くなります。

•税金
排気量が多くなれば当然維持費が高くなると言いましたが、それは排気量が大きくなればなるほど、税率は上がるからなのです。グリーン化税制で減税、増税もあり一概には言えませんが、軽自動車では1000円ほどですが、1000cc以下の小型車乗用車になると3万円を超え、3000cc以上の大型車になると6万円以上になることもあります。

•ガソリン代
もう、これはいうまでもない話でしょう。排気量が大きいということは結果、消費する燃料も多くなります。また、大排気量エンジンの乗用車ということは必然的に高性能エンジンとなりガソリンもハイオク指定ということもあります。

•整備費用
排気量が大きくなれば必然的に車格が大きくなる以上、当然部品の価格も高価になり、整備費用も高額になります。

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車の維持費を抑える7つのポイント


車の維持費というのは思ったよりもかかるものかもしれません、特に自動車にかかる税制に関しては諸外国と比較して日本では高すぎるという指摘もあるくらいです。では、車の維持費を少しでも抑える方法はあるのでしょうか?

①現在の自家用車を小型車、軽自動車にダウンサイジング


まず一番、簡単方法はこれでしょう。最近はコンパクトカーや軽自動車でも、走行性能やスペース効率でも1クラス上の車のそん色のない車もあります。フルサイズセダンやミニバン、SUVなどの大排気量の大型車に乗っているのであれば、今の生活スタイルや家族構成に今乗っている大型車が必要なのか再考してみるのもいいかもしれません。

②保険の見直し


現在加入してる保険の内容を見直してみるのもいいかもしれません。同じ条件で複数の保険会社と比較する、ダイレクト通販型の保険にしてみる。運転者や年間走行距離の上限などの条件をつけるなど保険の内容を一度見直してみてはいかがでしょうか。

ただし、まさかという事故の時のための保険です。安さばかりを気にしていると、肝心な時の補償がまったく期待できないなんてことにもなります。保険の見直しは補償内容をよく見て慎重に考えましょう。

③運転の仕方を見直してみる


地味に維持費に影響するのが「運転の仕方」です。エコカーといえども急加速や急減速を繰り返していると少なからず燃費に影響してくるものです。道路の流れに合わせて速度変化の少ない運転を心がけ、駐車中のアイドリングはしないなどエコ運転を心がけてみましょう。

また、乱暴な運転はブレーキやサスペンションなど車体の部品の寿命を縮める事にもなります。定期交換部品の交換サイクルを長くするという点でも丁寧な運転は有効です。もちろん、丁寧な運転が交通安全につながるのはいうまでもありません。

④ガソリンの給油を決まった銘柄にしたりセルフにする


最近はフルサービスの店舗が増えてきましたが、もしフルサービスの店舗を利用しているのであれば、セルフ給油の店にかえるというのも一考でしょう。

●セルフ給油
長年のお付き合いや、整備も含めてお任せしているので……という方もいるので一概には言えないですが、少なくとも利用しているのは給油だけというのであればセルフ給油にするだけで1Lあたりの単価が数円安くなります。ただし、ご自分の車がレギュラー・ハイオク・ディーゼル軽油どの油種を使っているのかの確認をしましょう。
      
●ガソリンの銘柄
ガソリンの元売りの銘柄によっては会員カードを作ることで割引サービスを受けられることがあります。セルフSSの中には電子パス式を採用している店舗もあり、元売りの提携のカード会社のクレジットカードを作り更に電子パスの会員になる事で1Lで5円以上なる場合もあります。自宅近くで給油するときは決まったSSで給油するのも良いでしょう。

⑤簡単な整備は自分でしてしまう


最近の車は素人には触りようがないと言われて久しいですが、それでも出来る範囲で自分でしてみるのもいいでしょう。たとえばワイパーのウォッシャー液の補充はカー用品店やホームセンターで数百円売られているウォッシャー液を買ってきて薄めて入れるだけでできます。ワイパーゴムの交換も自分で作業すれば1000~2000円くらいでできます。ラジエターのクーラントの補充も自分でできる作業の範囲内にあるものでしょう、クーラントの補充液も数百円くらいで売られています。

ある程度慣れたら、もう少し大きな作業は自分でしてもいいかもしれません。スタッドレスタイヤ交換も自宅にタイヤを保管できる場所があるのであれば、自分でタイヤ交換をしたり、電球の球切れやバッテリーの交換くらいは自分で作業すればその分の工賃を浮かすことが出来ます。なにより自分で自分の車を目視点検することで重篤な故障や事故を防ぐことにもつながります。

ただしこれらの作業は危険を伴います。最悪怪我や死亡事故にもつながる危険性があります。作業の際は備え付けの取り扱い説明書を熟読し、周囲の安全を確認して慎重に作業してください。出来ない事は無理をせず、最初から整備工場に任せましょう。

⑥使用頻度を見直してみる


車の維持費を減らす一番手っ取り早い方法は、いっそ車を使わない、持たないという実も蓋も無い話になってしまいますが、そこまで行かなくても、使用頻度を見直してみるというのもいいかもしれません。

通勤や仕事上どうしても自家用車を使わなければならないという事情は避けられないにしても、普段のちょっとした外出や買い物程度であれば徒歩や自転車にしてみるなど、実はついつい車を使うほどでもない外出にまで車を使っていないか見直してみましょう。

⑦保管場所を変えてみる


自家用車は自宅の敷地内に置いておけるというのが理想ですが、住宅の事情によってはそうもいかないということもあるでしょう。案外なんとか頑張れば確実に月数千円単位で維持費を減らす事のできるのが月極め駐車場かもしれません。

たとえばアパート、マンションで敷地内の駐車場を借りているのであれば、近隣の月極め駐車場で敷地内の駐車場より安い駐車場がないか探してみるのも一考ではないでしょうか。案外、今よりちょっと離れているだけで今よりもお値打ちの月極め駐車場があるかもしれません。

一度車の維持費を見直してみてはいかがでしょうか




車の維持費は、案外買った後にならないと思ったより高くつくという事に気づかないというのが世の常です。でも、車にかかる費用をひとつ一つ見直していけば、あるいはちょっとした労力さえ惜しまなければ安く抑えることが出来る物もあります。皆様も一度、ご自分の車にどんな費用がかかっているのか見直されてみてはいかがでしょうか。

ただし、車にかかる費用というのは安全や安心を担保にしている部分もあります。肝心な整備費用や保険費用を渋ることで「安物買いの銭失い」になる事の無いようくれぐれもご注意ください。

[ライター/外車王編集部]

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