ボルボと並ぶ北欧車ブランド・サーブは1990年にGMの資本参加を受けることになります。この影響で1992年に登場した2代目900シリーズはシャシーなどの基本部分をGMグループのオペラ・ベクトラなどと共有することになりました。クーペは3ドアハッチバックのボディスアイルを持ち、卓越した空力性能が自慢。Cd値は0.3を誇りました。エンジンは2L及び2.3LのNAと2Lのターボが設定され、一部廉価グレード以外は4速ATが組み合わされます。このクーペも日本にも導入されましたが、GMとの共通設計で個性が薄れたことなどで販売は振るわず、後継の中型車・9-3シリーズに後を託して販売を終了しました。