クラブマンはミニの派生車種として、2008年に販売を開始しました。ボディが延長されたことで使い勝手を向上させており、一番の特徴は観音開きのテールゲートでしょう。また、旧世代のミニでもエステートという名称で同様のモデルが販売されており、現行では上手くリバイバルされた形状が高い評価を得ています。現在は2015年に登場した現行のF54型が販売されており、市場の中心になりつつあるため、ここからはF54型の買取相場について解説していきます。F54型の市場は大きく、買取相場の幅は広めです。大まかにはグレードや搭載するエンジンの違いによって価格差が生まれており、評価が高いのは「クーパーSD」と2.0Lエンジンの搭載車です。近年のエコ思考からもクリーンディーゼルエンジンは人気が高く、「クーパーSD」は優れた動力性能からも高価買取になりやすいグレードと言えるでしょう。ただし、ミニシリーズ自体がフルモデルチェンジを控えており、クラブマンは廃止される可能性が高いと言われています。次期モデルで廃止された場合には現行のF54型が最後のクラブマンとなり、希少価値が高まる可能性があります。