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更新2021.05.10

BMWロゴに隠されたプロペラでも州旗でもない三つ目の秘密とは?

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外車王SOKEN編集部

BMWは2020年3月4日に、新しいBMWロゴの使用を開始することを発表します。初公開された新ロゴでは2次元で透明なデザインを採用しており、大きなイメージチェンジを果たしました。ここでは、1917年から始まるBMWロゴの歴史やその隠された秘密についてご紹介させていただきます。


2つの航空機メーカーの合併から始まったBMWの歴史



BMWの歴史は、1916年に航空機・船舶用エンジンメーカーのラップ発動機工業(Rapp Motoren Werke )と航空機製造メーカーのグスタフ・オットー航空機工業(Gustav Otto Flugzeugwerke )の2社が合併し、機体からエンジンまで自社生産するバイエルン航空機工業(Bayerische Flugzeug Werke)が誕生したことが始まりと言われています。


しかし、翌年の1917年には、航空機の機体製造からは撤退し、自動車、航空機、船舶、2輪車などのエンジン製造業に特化した経営に方針転換を行います。そして、この際に社名を BMW(Bayerische Motoren Werke)に変更しておりますので、これが現代に繋がるBMWが誕生した瞬間です。また、同年の10月に現代のエンブレムの元となるロゴマークを商標登録していますが、デザインはそれからほとんど変わっておらず、その歴史の深さに感動を覚えずにはいられません。 因みに、グスタフ・オットー航空機工業の創業者は、現在の4ストロークエンジン(オットーサイクル)を発明したニコラス・オットーの息子であり、どの程度BMWのエンジンに影響を与えたかは定かではありませんが、国産メーカーとドイツ勢との差を埋めることは不可能なのではないかと感じてしまうほどの驚きのエピソードです。


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BMWの発展の基礎となった名機と言われるBMW IIIa



BMW IIIa は、ドイツのBMWが最初に製造した航空機用の水冷直列6気筒エンジンです。このエンジンは、1918年に大量生産が開始されますが、その年にドイツは第一次世界大戦に敗戦を喫しておりますので、性能こそ優秀だったもののとくに目立った実績は残しておりません。


そして、当時の馬力は200馬力程度だったと言われておりますが、第二次世界大戦で無敵を誇った零戦の空冷星型14気筒エンジンが優に1000馬力を超えていたことを考えると、歴史の違いがあれど名機と言われる所以に疑問符が付きます。さらに、スバルの前身である中島飛行機が製造した星型エンジンは非常にコンパクトでスーパーチャージャーまでも装備されていたのです。ではなぜ、BMW IIIaが名機と言われるのでしょうか?それは、「シルキーシックス」と言われるBMW伝統の直列6気筒エンジンの基礎を造ったからなのです。さらに、既に水冷を採用していたことにも驚かされます。


また、「シルキーシックス」と言えば、1976年に登場した初代(1977年~1989年)6シリーズが有名ですが、実は1968年から生産が開始されたE3系のBMW2500及びBMW2800にも搭載されており、実用化された時期については意見が分かれるところでもあります。それよりも興味深いのは、約40年間もの間この技術をどのように継承されていたかということではないでしょうか?


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BMWロゴの歴史とそこに隠された三つ目の秘密とは?



社名であるBMWは、直訳するとバイエルン発動機製作所となり「Bayerische Motoren Werke」の頭文字を取ったものになります。特徴的な青白のロゴのデザインは、もともとは航空機のエンジンを製造していたことから、飛行機のプロペラとバイエルンの青い空と白い雲をモチーフにしたと言われております。しかし、これには「BMWの広報がPRの一環としてつくった作り話」という都市伝説があり、実際にはBMWの前身であるラップ発動機工業(Rapp Motoren Werke ) のロゴの真ん中にバイエルン州の州旗をはめ込み、社名を入れ替えただけという説が有力です。


そして、100年前から変わらず、今回の6回目モデルチェンジでも変わらなかったのが、BMWの文字の位置です。それは、必ずブルー「blau」の上に「B」があり、真ん中にはドイツ語で中くらいという意味を表す「Mittel」の頭文字をとった「M」があり、最後にホワイト「 Weiß」の上に「W」があります。この説は、その通りの解釈をすれば疑うべきところは何もありませんが、100年の歴史の中で突如出てきた話しでもあり、もしかしたら新ロゴと共に始まった新たな「都市伝説」かもしれません。 

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