「高級車」と書いて「ロールス・ロイス」と読む。まさにそんな超高級車、ロールス・ロイス・ファントムVII。もはや「中古車」なんて呼ぶと罰が当たりそうな風格……。

一般人には触れることすら畏れ多い?ロールス・ロイス ・ファントムとは

以前コーニッシュの時にも書きましたが、ロールス・ロイスというともう誰もが知っている超高級車です。昔の「人生ゲーム」にも「高級車ロールス・ロイスを買う」なんていうコマがあったくらいで、普通の人にとっては「もし買ったとしたらそれはたぶん一生で一番値段が高い買い物になりそう」なくらいの超高額物件ですね。って、普通の人はきっとロールス・ロイスは買わないと思いますけど。

▲気品溢れる純正ホイール。ハブの部分は独立していて、回転しない。常にロゴは天地が正しい向きになる

ロールス・ロイスという名前はそういう風によく知られているのですけど、しかしでは実際それはどういうクルマなのか、となると実はあまり知られていないような気もします。だいたいこれを書いてる筆者自身も、もちろん乗ったことがありません。実物を見たこと、そしてちょっとだけ手を触れてみたことはありますが、あまりの畏れ多さにそれ以上のこと、例えばドアを開けてみるとか、さらにちょっと乗り込んでみるとか、そのうえ内張に頬を寄せてみるとか、世間の目を盗んで素早く舐めてみるとか、そういう狼藉に及ぶような気合いと根性はもちろん持ち合わせておりません。

さて、ロールス・ロイスを代表する高級車というと、ファントムです。ファントムというとDJIのドローンだったり、オペラ座に住んでいたり、無頼な感じのパイロットが操縦していたり、そういうファントムを思い浮かべがちですが(そうなのか?)、ロールス・ロイスのファントムはもちろんそういう諸ファントムとは違います。

▲タコメーターではなく「いまどのくらいの余力があるか」を数値にして表すメーターが付いている

ファントムのデビューとその変遷

ファントムIからファントムVIまでは、1929年から1991年にかけて、ロールス・ロイス社(後にはロールス・ロイス・ホールディングス)で製造されていました。それが1992年にロールス・ロイスはBMWと提携し、ファントムは生産中止になります。さらに1998年には会社がフォルクスワーゲンに買収されます。その後BMWとフォルクスワーゲンの協議で、これまでロールス・ロイスが造っていたベントレーブランドのクルマはフォルクスワーゲンが、ロールス・ロイスブランドのクルマはBMWがそれぞれ引き継いで造る、ということになります。

そして、BMWはロールス・ロイス・モーター・カーズという会社を設立して、ロールス・ロイスの製造販売をするようになったのです。

今回ご紹介させていただくのは、このBMWが立ち上げたロールス・ロイス・モーター・カーズが製造した、2007年式ロールス・ロイス・ファントムVIIです。

▲このクルマの主役はドライバーズシートではなくリアシートに座る

ファントムセブン。セブンというとむかしチキチキマシーン猛レースに「ギャングセブン」というクルマが出てきましたね。黒塗りの高級車で、中に黒服のギャングが七人乗っていて、ピンチになると全員が床から足を出して走る、という技を繰り出していましたが。って、それも全然関係ないですね、はい。

2003年にデビューしたファントムVIIは、BMWの7シリーズをベースに設計されたといわれています。全長5835mm、全幅1990mm、ホイールベース3570mm、車両重量2600kgという巨体に、460ps/5350rpm を発生する6.8リッター60度V型12気筒48バルブDOHCエンジン、電子制御式6速ATミッションを搭載しています。

パワーも車重も浮き世離れしていて、これはいったい走るとどのような感じなのか、平たくいうと速いのか遅いのか、もはやよく分からない世界です。但しまあ天下のロールス・ロイスですから、おそらく「おそろしいほど静謐に回るエンジン、蓮の花が開く音が「ぽかっ」と響き渡るという極楽のように静かな車内、地の底から止めどなく湧き溢れてくるようなパワー」なんだろう、というふうには想像できますね。

▲パルテノン神殿をモチーフにしたといわれるフロントグリル。上面の四角い部分から「スピリット・オブ・エクスタシー」が出てくる

また、パルテノングリルの上のマスコット「スピリット・オブ・エクスタシー」は、以前からよく盗難に遭うことで有名でしたが、BMWが製造に関わり始めた2003年以降、これが「自動的に格納される機構」が搭載されました。さすがゲルマン民族、ここまでやるんですね。

なお、2010年3月時点での新車価格は4725万円(税別)から、ということですが、実際に購入される方のほとんどはさらに1000万円以上のオプションを選択される模様です。
ファントムVIIはその後、2017年まで製造され、2018年にはファントムVIIIにモデルチェンジします。

▲伝統を守りつつ、美しく角度がつけられモダンになったテールのライン

世の中に高級車と呼ばれるクルマはたくさんあります。その中には運転して楽しいクルマもあれば、ショーファードリブンを前提にした「後部座席に乗るクルマ」もあります。ロールス・ロイス・ファントムVIIは、やはり後者でしょう。例えばドアの開き方。前席は後方から、後席は前方から開く、いわゆる「観音開き」になっています。自分自身が乗っていて「さあ降りよう」という場面を想像すると、腕の動きとして「前から開くドア」というのはちょっと開けにくいのではないかと思います。そう、これは「外から運転手に開けてもらうドア」なんですよね、きっと。そして、開いてしまうと通常は前方のヒンジに繋がれているはずのドアがありません。降りるという動作を遮るものがありませんから、とても楽に、自然に、優雅に降りることが出来るのですね。

専属の運転手さんがいて「パーカー、そこのファミマに寄ってちょうだい」なんていう状況に慣れ親しんでいるあなた。天下御免の高級車、ロールス・ロイス・ファントムVII、いかがでしょう?

[ライター/外車王編集部]

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