スポーティな身のこなしに滲み出る大人の余裕。いまや中古でしか乗れない贅沢な魅力を湛えたメルセデス・ベンツ560SL

ラグジュアリーなだけで留まらない!余裕が生み出す560SLの魅力

おそらくこのコラムで一番多く取り上げられていると思われるのがメルセデス・ベンツでしょう。ベンツというと自他共に認める高級車。それこそ高級車の惑星から高級車の宣伝にやってきたようなザ・高級車です。

では「高級」というのはいったいどういうものなのか、と聞かれるとこれはいささか難しいのですが、一つには「余裕があること」と言えるのではないかと思います。

▲スポーティとラグジュアリーの絶妙なバランスが素晴らしいVDOのメーター

たとえば真珠や宝石、高級腕時計のリーフレットを思い起こしてください。厚手ですべすべな紙が使われていて、一枚一枚ライティングにこだわって撮られたであろう素晴らしくきらびやかな写真がプリントされていますよね。それに添えられているのが浮き世離れしためくるめく魅惑的なテキスト。いや、ポエムといった方がいいのでしょうか。それらが余白たっぷりに、余裕を持ってレイアウトされているのですね。

そう、この「余裕」がポイントなのです。「一枚の紙で何かを伝える」ということをシンプルに考えれば、用紙の端から端までぎっしりと写真や文字で埋め尽くせば効率は良いはずなんです。スーパーのチラシのように。でもそれでは本日は玉子が12個58円であることは伝わってもロレックスやフランクミュラーの高級感は伝わらないのです。

▲丸いアナログメーターが並ぶ松本零士的美しさを湛えたコクピット

これをクルマに当てはめてみると、たとえば限られたサイズと排気量の中に最大限のユーティリティを詰め込めば、それはとても効率が良い(余白の少ない)「よいクルマ」ということになりますね。

一方で全長4,390mm全幅1,790mm、排気量5600ccのお二人様用(もしかして車検証の乗車定員は四人になっていたとしても明らかに二人で乗ることを想定したデザイン)というと、それはつまり余白の多い、余裕のある高級なクルマということですよね。

▲まさにメルセデス・ベンツといった眼力を感じるワイパー付きヘッドライト

メルセデス・ベンツ560SLの特徴と変遷

長々と前置きをさせていただきましたが、つまりは今回ご紹介させていただく1989年式メルセデス・ベンツ560SLは非常に贅沢な高級車である、ということが言いたかったのです。

▲フロントからテールにまっすぐに続くウエストラインが美しい

クルマの長さの半分が人の乗れないボンネットという、まずそのシルエットが贅沢です。そしてあまりにも美しいです。人の乗るキャビンの前後長の短さがそれをさらに際立たせています。ゆとりある高級車はこうでなくちゃいけません。間違っても「エンジンの真上まで車室にすれば人がゆったりたくさん乗れるよね」なんていう小賢しい効率の話をしてはいけません。そんなものはエコカーに任せておけばいいのです。

二人で5600cc。一人当たり2800cc。スポーツカーでよくパワー・ウエイト・レシオが言われますが、排気量人員レシオ2800です。なんかその、ものすごく贅の限りを尽くしてる感があるじゃないですか。

▲雪がついても落ちやすいグルーブ。美しくも質実剛健な大型テールライト

この560SLはR107と呼ばれるタイプで、1971年から1989年まで生産されました。つまりR107としては最終の年式ということです。18年間というメルセデス・ベンツとしては一番長い期間で、237,000台製造されたといわれています。その中でこの560SLは1986年に登場したモデルで、アメリカとオーストラリア、そして日本のみで販売されました。なお「SL」はスポーツ・ラグジュアリーを意味するとされています。

そう、高級車であると同時にSLはスポーツカーなのです。1979年と1980年には、450SLCがWRCでも活躍していました。

▲トランクエンドのスポイラーが、ただの高級セダンではないことを主張する

過去に何度か紹介させていただきましたが、かつてのメルセデス・ベンツには「最善か無か」という企業スローガンがありました。この560SLはその時代のほぼ最後に当たるとされていて、しっかりとコストをかけて作られた正しいメルセデス・ベンツであり、また高品質と耐久性の高さを語られる「ドイツ車」です。

V型8気筒5546CCエンジンは235馬力を発生し、深い艶を宿したセクシーなボディをスポーティに、余裕たっぷりに走らせるのです。上質という言葉の意味を知る大人のあなたにこそふさわしい、スポーツ・ラグジュアリー。メルセデス・ベンツ560SLはいかがですか?

[ライター/外車王編集部]

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