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中古車の魅力

更新2021.05.07

高級車メルセデス・ベンツ、黄金時代のミドルサイズクーペ・280CE。中古車を選ぶことの幸せはきっと、この辺りにある

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外車王SOKEN編集部

高級車メルセデス・ベンツ、黄金時代のミドルサイズクーペ・280CE。中古車を選ぶことの幸せはきっと、この辺りにある


最善か無か。しっかりとコストをかけられた時代のメルセデス・ベンツにいま、乗りたい



ごく普通の人にとってスポーツカーの代名詞がポルシェだとすると、高級車のそれはまさしくベンツでしょう。「あの人はベンツに乗っている」と言えば、それはつまりその人の経済状態や地元でのステイタスを一括してざっくりと説明したことになる、そんな世の中の物差しに近いほどに「高級車」として認知されているのですね。



▲シンプルななかにも上質さを感じさせる、ドイツ車らしいコックピット


「いったい時速何キロまで出るのか?」「時速100キロまで何秒で加速できるのか?」「ニュルブルクリンクを一周何秒で走れるのか?」など、スポーツカーの評価基準はある程度数字で表すことが出来るので訴求力がありますよね。でも高級車の値打ちはスペックで訴えかけることが難しいです。一旦そのクルマやブランドが高級車と認識されてしまったあとであれば「新車で何千万円」という圧倒的に説得力のある基準が使えるのですが、そのためにはまずその前段として「その値段で売れている」ことが条件ですよね。


これは独断というか私見ですが、高級車の条件、高級車たるゆえんというか高級車に求められるものといえば、まず「見た目が堂々としていて、乗り心地が快適で、走行性能も優れていて、一生ものの夢を見せてくれる耐久性がある」ことではないかと思います。



▲まさに西ドイツ!といった空気を演出するVDOのメーター


メルセデス・ベンツはかつて「Das Beste oder nichts(最善か無か)」という哲学を持っていて、コスト度外視で物作りをしていたと言われます。クオリティに対する徹底したこだわりがあって、その結果として当然のように価格に見合った高性能車が提供でき、高級車としてのブランドを確立することが出来たのですね。 



▲1982年以降採用された角形ヘッドライト。この時代のベンツはやっぱりこれですね


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「最善か無か」時代の最後のベンツ


さて、今回ご紹介させていただきます280CEは、そのメルセデス・ベンツから1977年にデビューしたクーペモデルです。W123と呼ばれるシリーズの中で比較的排気量の大きなモデルで、2.8Lの直列6気筒エンジンは177PSを発揮しました。デビュー以来1985年までの8年間に32138台生産されました。


W123は1979年と1982年にマイナーチェンジがあり、1982年までは丸形のヘッドライトでしたが、それ以降は角形になりました。


直線を基調にした格調高いスタイルで、時代の流れのメインストリートだったように思います。隙が無く、質実剛健で、しかもエレガント。その頃の国産車も直線を基調にしたデザインが多かったので、その姿を眺めていると当時のことがいろいろと思い出されます。モダンさと、ほどよいノスタルジー。今も色あせない、古くならない素晴らしいデザインです。



▲2800cc、クーペ。大型のテールライト。機能とエレガントのバランスが素敵


モデル終期の1985年といえば日本ではバブル前夜。次期モデルのW124はボディラインが少しフラッシュサーフェス化しますが、これはバブル期ということで日本にもたくさん入ってきました。メルセデス・ベンツとしては、もっとも見かけることが多かったモデルではないでしょうか。なお、このW124までが「最善か無か」時代の最後のベンツといわれています。



▲ボディ色をあしらった美しいホイールキャップ。妥協のない仕上げ


しっかりとコストをかけられた、妥協のない高級車としてのメルセデス・ベンツを味わうことが出来るW123型280CE。比較的コンパクトな(とは言え全幅は1700mmを超えているのですが)車体の、中でもスポーティなクーペ。これは非常に趣味のいい、ナイスな選択なのではないでしょうか。



▲長めのリアオーバーハングもまた、時代の空気を伝えて美しい


一昔前に「チョイ悪親父」なんていう言葉が流行りましたが、ある程度の年齢になると男性は二種類に分かれると思います。親父と、おじさまです。


おじさまと呼ばれるカテゴリーに入るには、年齢なりの余裕が必要です。見た目の派手さはないけれど仕立てのいいジャケットだとか、きちんと手入れのされた靴だとか。おじさまではない筆者にはなかなかうかがい知れない世界であり、関西の常套句「しらんけど」を最後に挿入したくなるのですが。


ただ、一つ確実に言えるのは、メルセデス・ベンツ280CEはそんなおじさまが乗ると最高におしゃれだということなのです。


って、二昔前のCMのような結論を語ってしまいました。 

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