中古スポーツカーの帝王ポルシェ911!その空冷モデルのど真ん中、ポルシェ 930 カレラ

ポルシェといえば911。その二代目、930タイプ911カレラの魅力とは?

911といえばポルシェを代表するスポーツカー。いわゆるフラッグシップですが、この「911」には裏に930とか964、993というようないろんな形式名があって少しややこしいですね。

名車356の後継車種として開発された911は、元々は901という開発コードを持っていました。ただ、「三桁の数字で真ん中が「ゼロ」というクルマの名前」を先にプジョーがすべて商標登録してしまっていたので、「901」が使えなくて仕方なく911という名前にしたと言われています。

1973年式のカレラを超えて、カレラの名称が復活


▲これぞスポーツカーのメーター。VDOの硬派さが迫力を醸し出す

最初の901タイプ911は今では「ナローポルシェ」なんて呼ばれていますが、全長4163mm全幅1610mmというコンパクトな車体で、重さも1095kg、水平対向6気筒1991ccエンジンを積んでいました。そう、サイズも排気量も日本の5ナンバー枠だったのですね。これで130PSですから今でも充分スポーツカーとして楽しめる動力性能だったことでしょう。

901型911はその後改良とパワーアップを重ねて、1975年に限定販売されたカレラRSRでは、車重900kg、2994ccで345PSというとんでもないバージョンも作られました。


▲あくまで上品かつエレガントな930のヘッドライト。もちろんボッシュ

そして1974年、パリサロンで930ターボが発表されます。これは2994ccにターボチャージャーを組み合わせて260PS/5500rpm、35.0kgm/4500rpmの大パワーを発揮する「スーパーカー」でした。スーパーカーのバイブル「サーキットの狼」で主人公のライバルが乗っていたのだから、間違いなく完璧にスーパーカーです。「あの異様に張り出したオーバーフェンダーは!(スポイラーだったかな?)」なんてセリフを読んで、当時小学生だった筆者などは「何が何だかよく分からないけどとにかくすっげー!」なんてテンションだだ上がりでした。

この930はその後、日本では「930→911→ポルシェターボ」という謎の呼び名の変遷がありました。もしかしたらポルシェさんの方でも当時は車名について悩んでいたのかも知れません。「やっぱりあれは911なんじゃね?」「いや、進化したんだから930っしょ」「911ってもはやブランドっすよ。この名前の方が良いっしょ」「でも930だし」「元々の911だって901だったんだし、律儀に開発コードに合わせなくってもいいんじゃね?」といったような感じかなあと思います。って、なんか「たぶんこうだったんじゃないか劇場」みたいになってしまいましたが。


▲美しさと懐かしさについウルウルしてしまいそうな純正ホイール

さて、そんな930タイプ911ですが、最初はターボモデルだけが930で、それ以外は901のままでした。1978年になって、ノーマルアスピレーションの911も930に移行しました。そして1984年に登場したのが930タイプ911カレラです。3164ccのエンジンは、225PS/5900rpm、27.3kgm/4800rpmのパワーを発生。1973年式のカレラを超えて、カレラの名称が復活しました。

930タイプ911は以後、1989年に964タイプにモデルチェンジするまで続きました。ボディサイズは全長4300mm、全幅1650mm。そう、排気量が3200ccなのでもちろん3ナンバーですが、クルマの大きさとしては余裕で5ナンバー枠という小さなクルマなんですね。あの存在感から結構大きなクルマに見えるのですが、同じ時期のカローラくらいの大きさです。そこに3リッターオーバーのエンジンですから、それはもう速くないわけがありませんし、楽しくないわけも絶対にありませんね。

911には抗えない魅力がある!


▲930タイプ以降の大型樹脂製バンパーはボディ同色

最近、930や964も含めて空冷時代のポルシェの値段が上がっています。いや、これは特に「空冷だから」というわけではないかもしれません。水冷モデルはまだ新しいのでそれなりに値段は高いでしょうから。でもたとえば964は、5年ほど前には300万円くらいまでで結構あったように思いますが、いまはもうそんな値段では絶対に買えません。

911自体の人気が盛り上がっている、ということなのかもしれません。911のシリーズは2017年5月に累計100万台を突破しました。これはクルマとしてそんなにものすごい数ではないかも知れませんが、「その生産された数の70%以上が、今も現役で走行可能」ということを考えると、これはなかなかすごいですよね。


▲このクルマがドイツ車であるということを強く意識させてくれるミラー

ポルシェはいまも、本社に持ち込んでお願いすれば、ほぼ新車の状態にまで直してくれると聞きます。もちろんかなりのお金はかかりますし、なかなか現実的でない部分もあるでしょうけど、それでも「部品が出る」ということが素晴らしいと感じます。たとえばホンダのNSXやマツダの初代ロードスターなど、メーカーが頑張って部品を作り続ける流れが国産にも出てきていますね。

さらに911の場合、そのボディの堅牢さもあって、より健康寿命が長いのでしょう。たとえばあのルーフ。小柄で理想的な丸みを帯びていることもあって、人が乗ってもへこまないほどの構造的な強さを持っているといわれます。いや、こわいので「乗せて」とは決して言えませんが。

クルマというものは機械ですが、自分自身を乗せて走ってくれる、愛着の湧きやすい製品です。こういう寿命の長い、一生ものの夢を見せてくれるクルマには、やっぱり抗えない魅力があるんじゃないでしょうか。

30年前のクルマですが、大事に乗ればまだまだ一生もの、上がりのクルマになってくれるかもしれません。老後も安心のスポーツカー930タイプ911、いかがですか?

[ライター/外車王編集部]

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