「大旅行者」という名前の、ラグジュアリー溢れるスーパー・スポーツカー。マセラティ・グランツーリズモ

ピニンファリーナのボディに搭載されたフェラーリ・エンジン。マセラティ・グランツーリズモの魅力とは?

かつて「GT」という言葉には、めくるめく魅惑の響きがありました。国産で言うと、やはりスカイライン。強く大きくたくましく、どんな過酷な旅でも決してへこたれないクルマ。グランツーリズモ。直訳すると「大旅行者」。人やモノを積んで、ハイスピードかつ快適に旅をする、元々はそんなクルマを指す言葉だったのでしょう。

実際、昭和の50年以前辺りだと、例えば高速で大阪から東京へ行く、というようなシチュエーションでは、1000ccの乗用車に対して2000ccのGTは明らかに「強い」という印象があったと思います。「速い」というよりも「強い」。力に余裕があるので故障しない、オーバーヒートしない、スピードが落ちない。そう、そんな強さです。


▲ウインカーがビルトインされた鋭い目つきのヘッドライト

そういう意味で、例えば現代でいうとスーパーセブンやKTMのクロスボウのように運動性に特化したピュアなスポーツカーよりも、どちらかというとクルージング性能やラグジュアリーな内装というような方向に振られたジャンルと考えていいでしょう。サーキットよりもキャノンボールが似合いそうな、というと語弊があるかもしれませんが、「ここではないどこか」へ向かって走る、GTにはそんなロマンがあるように思うのですね。


▲マセラティのエンブレム、トライデントがあしらわれた美しいメーター周り。4.2Lのエンジンが8000回転近くまで回ってしまうという凄さ

クルマがまだまだプリミティブな製品であったころ。性能の良し悪しが主に馬力で語られていた時代。とにかく大きくてパワフルなエンジンを積んだ、すごい最高速が出るクルマがGTであり、それがそのままレースでも強かったりした、というようなこともあったのかも知れません。

あるいはプロトタイプのガチのレーシングカーが、とにかく軽くパワフルに、どんどん過激になっていったころ。このままでは危ないということで、レースに枷をかける意味で市販車ベースのレースが企画され、そのベースマシンとしてGTが選ばれる、というようなこともあったのかも知れません。

グランツーリズモ、スーパーカー、スポーツカー。それらは明らかに違ったニュアンスを持ちながら、一方で「高性能車」という重なった部分を持っている呼称なのでしょう。


▲サイドに設けられた三連アウトレットがレシプロ戦闘機のような迫力を醸し出す

と、やたらに前振りが長くなってしまいましたが、今回ご紹介するのはイタリアの名門マセラティの,その名もど真ん中「グランツーリズモ」です。

全長4885mm、全幅1915mm、車重1880kgという大柄なボディに、405PS/7100rpm、47.0kgm/4750rpmという強大なパワーを発生するV型8気筒4.2LDOHCエンジンを搭載した、まさにGTを体現したかのようなモデルなのです。また、この大きさに加えて6速AT、ラグジュアリーな内装を持ちながらも、ほぼ50対50に近い重量配分で運動性能が高いので、メディアなどでは「スポーツカー」と評価されています。


▲斬新なデザインのテールランプ。トランクはGTらしく実用的な容量を持っている

最後に

マセラティとしては1960年代のミストラル、1980年代のカリフの流れをくむモデルとして位置づけられていて、当時の日本での新車価格は1624万円でした。

ピニンファリーナのデザインによる流麗なボディに、フェラーリが開発した90度V8自然吸気F136エンジン。昨今はフェラーリもダウンサイズしてターボ化の流れですので、今や貴重な大排気量です。もしかすると近い将来「あれが最後のGTらしいGTだったなぁ」なんて懐かしむ日が来るかも知れません。

フロントグリルに燦然と輝くトライデントのエンブレム。マセラティ・グランツーリズモ。日々の暮らしにちょっと「めくるめいている感じ」を加えてみたいあなたに、ぜひ。

[ライター/外車王編集部]

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