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中古車の豆知識

更新2018.12.04

車売却の時期は大切!車が高く売れる時期、タイミングを全シーズン徹底解説

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外車王SOKEN編集部

車の買い替えや売却を検討中の皆さん買い替えに有利な時期がある事をご存知ですか?今回はそんな買替えのタイミングについてお話をしたいと思います。

買取店が買取を強化する時期




車検を取ってから売る?それとも車検切れぎりぎりに売る?

一般的に車を買替えたいと思ったときに車を売るのが普通ですよね、しかし、車業界には1年を通して車が売れる時期があります。そしてそれに合わせて買取を強化する時期を説明していきたいと思います。

車売却時期その1(1月・2月)


日本の場合、年度始めは4月ですね。その4月に向けて、新社会人や、進学、転勤により車通勤が必要になったり、車での生活になる人の需要が一番増える時期です。車は購入から登録し乗れるまでに最低でも10日間くらいは日数を要します。つまり、4月頭から乗りたければ3月中旬には購入しなければならない、ということになります。 ここまで読んできたあなたはもうお分かりですよね。中古車販売業者は3月の繁忙期に向けて1月~2月にかけて販売車両を準備する、即ちその時期が買取需要高くなる時期でありより高く買ってもらえる時期と言えるのです。

車売却時期その2(5月・6月・11月・12月)


5月・6月、10月・11月と聞くと「?」ぴんときませんよね。でも7月・12月といったらどうでしょうか…そうです、「ボーナスシーズン」です。いうまでもなくこの時期は車の販売台数が伸びます。そこでその前月辺りが売却のチャンスと言えるでしょう。

車売却時期その3(9月)


10月は行楽シーズンで、海へ山へと出掛ける為に車を購入する人が増えます。といった理由で9月もオススメです。

車売却時期その4(3月・4月)


3月は決算、4月はGWに向けてのよい在庫確保のため、買取に力を入れます。

車売却時期その5(7月・8月)


夏休み、お盆時期に向けての在庫確保に動きます。7月は夏休み前の買い替えニーズに対して、8月は在庫が少なる傾向があるため、高額査定が可能です。

車売却時期その5(10月)


モデルチェンジ時期のため、乗り換え検討される方が多く、買取も販売も動きの多い時期です。そのため高額査定が期待できます。

さあ、何となく車を売却するよいタイミングのイメージがつかめてきたでしょうか。車種によっては季節で需要に対しての理由が変わるものです。憶えておくと役に立つでしょう。また、4WDであれば冬場とか、オープンカーであれば春先や秋口という傾向もありますが、実は通年を通して高額査定をだすこところはだすので、基本的には高額査定のでやすい時期というものはありません。

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タイミングで損をしないためには税金も意識する


普通車であれば5月上旬ごろに5月末支払期限の自動車税の納付書が送られて来ますね。

※青森県、秋田県は支払期限が6月末です。

この自動車税は4月1日時点での所有者にかかってきます。そこで注意しなければならない事は、3月中に売却したとしても車の移転登録が4月2日以降になってしまった場合は自動車税の請求が売却したはずのあなたの元へ送られてくることになります。そのような場合も想定して、売却時に移転登録のタイミング等をよく確認し、4月2日以降になった場合はどうするか等の取り決めもしておきましょう。また同じ税金でも重量税、そして強制加入の自賠責保険は戻ってきませんのでご注意ください。その様な観点で考えた場合、車検が切れる直前に車を売却するのがよいタイミングとも言えます。

車検がある状態で売るのがポイント




あなたが中古車を購入しようとした場合、車検が3カ月残っている車と1年残っている車、どちらを選びますか?いうまでもなく後者ですよね。しかしながら、買取査定において車検の残期間にたいする加算ポイントの基準は3カ月以上の車検が残っていればマイナスにはならない、そしてプラスになったとしても1万~3万円です。車検をとるには点検費用から税金を含め10万円以上は掛かるのが一般的ですので、たとえば少しでも高く買ってもらおうと1年半程度車検残がある車を売却したとしても、支払った金額分高く買ってもらえる事はありません。また、車検が切れてしまった車は買い取って貰えないと思っている方もいるかもしれませんが、そんな事はありませんので、車検が切れた車でもわざわざ高いお金を払って車検を取ってから売却する必要はありませんので、ぜひ憶えておいてください。

参考までに車検に掛かる費用の相場を記載します。

軽自動車:35,000円前後
乗用車(1t未満):46,000円前後
乗用車(1.5t未満):54,000円前後
乗用車(2t未満):62,000円前後
大型乗用車(2.5t未満):70,000円前後モデルチェンジ後は査定額が下がる傾向
特別人気のあったモデル等は別ですが、一般的な車種の売却を考えている場合、その車種の次のモデルチェンジの時期を自動車雑誌や、インターネットの自動車サイト等で調べる事をお勧めします。近々モデルチェンジが予定されている場合は、モデルチェンジ後に売却すると大幅に査定額が下がる恐れがあります。

この影響が大きいのはフルモデルチェンジ(日本車の場合一般的にデビュー後5年~6年後)時です。マイナーチェンジ(日本車の場合一般的にデビュー後2年~3年後)はそれほどの影響はでません。

※輸入車の場合は1年1回のスパンで見た目の印象はあまり差がなくても、中身の機能が大幅に改良されるケースが少なくなく、前年の秋口(10月~)から販売されるモデルが翌年の型式となるのが一般的です。その型式の違いで大きく査定額の差が出る場合がありますので、その辺りも事前に情報収集をしておくとよいでしょう。

また、車を査定する際の基準の一つに年式があります。たとえば、平成29年11月に新車で購入した車でも平成30年1月1日には一年落ちという扱いになります。ですので、仮に平成25年式の車を平成30年12月で売るのと、平成31年1月で売るのでは1カ月しか違わないのに5年落ちと6年落ちという1年違いの型として扱われてしまうことになります。ここで年式による査定額の一般的な下がり幅を説明したいと思います。

車の値下がり率は30%/年程度と言われています。たとえば新車価格が500万円の車を例にとってみると

1年目 500万×0.7=350万円
2年目 350万×0.7=245万円
3年目 294万×0.7≒172万円
4年目 206万×0.7≒120万円
5年目 144万×0.7≒ 84万円
6年目 100万×0.7≒ 59万円

どうでしょうか、年を跨ぐことにより年式の扱いが変わると上記に示した参考価格で1年目と2年目を比較してみると105万円もの差が出来てしまうことになります。車の売却を考えている場合は年を跨がないように気を付けましょう。

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年数、走行距離での売却タイミングとは


日本においての車の平均的な年間走行距離は1万kmと言われています。その平均距離より仮に10年間使用したと仮定すると10万km走行することになり
ます。車は走行距離や年数に伴い交換しなければならない消耗部品があります。ここでは、走行の仕方にもよりますが消耗部品の交換時期の目安を説明したいと思います。(あくまでも一般的な日本車の純正部品での参考価格です。)

・ブレーキパッド:3万~4万kmで費用は3万円~4万円
・ブレーキローター:8万~10万kmで費用は5万円程度
・タイミングベルト:10万kmで費用は10万円程度


他にも色々な消耗部品がありますが、10年10万km程度使用した車を整備し、標準の状態で乗るにはかなりの整備費用がかかることになります。この様な理由により一般的に低年式、多走行距離の車の査定額は大幅に下がることになります。

では、この消耗部品を一式整備して完全な状態にして車を売れば高く売れるのではないかと考えた方もいるのではないでしょうか、結果はといいますと、残念ながら整備にかかった分の費用が査定額に反映されることはありませんのでご注意ください。逆に今まで細目に整備をして10年間乗っている車を売却しようかと迷っている場合、特別な人気車でもない限り、すでに基準査定額はゼロとなっているはずですので、逆に売却するのではなく大切に乗り続けるのもひとつの方法です。

自動車税が増額される時期


自動車税は定められた年数が経過した時点で増額されます。

・ガソリン車:13年経過で増額
・ディーゼル車:11年経過で増額


増額率は平成27年4月以降より115%となっており、1.5L超~2.0L以下の場合ですと

39,500円×1.15=45,400円

となります。

また、自動車税だけではなく重量税も初回登録時から13年経過した車が増額され1t超過~1.5t以下ですと24,600円が34,200円に増額さらに18年経過した場合は37,800円と増額されます。

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売り時を意識しすないことが重要です


きちんと比較せずに買取店を決めてしまってトラブル。安く買い叩かれてしまう。など売り時ばかりを気にしすぎて逆に買取り業者に安く買い取られてしまうケースもありますので、売り時を考える際の注意点を説明していきたいと思います。

年度末の焦った売却はNG
車売却の損をしないタイミングばかりを気にしすぎ、課税のタイミングまでに時間が無いからと近場にあった買取店に飛び込みで査定を依頼…と言った事を考えたり、実際にやってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか、でもちょっと待ってください。

買取店には得意な車種がありますので、まず、自分の車がその店舗の欲しがる車種であるかを調べておきましょう。また、このギリギリのタイミングで自分から買取店に行くという事は完全に相手の思うつぼです。店舗選びを間違えたことによって数十万円の査定額の差が出ることも十分にあります。仮に1800ccの車種を3月末に次年度分の自動車税を支払わない様に急いで手短な買取店で急いで売却して、39,500円を支払わずに済んだとしても、5月にその車種を得意とする他店で売却した場合であれば5万円高く取って貰えるとすれば、最低でも1万円ちょっと損をする事になります。さらにその買取店が名義を店の名義にするのではなく一時抹消の手続きをする場合は、還付金が月割で戻ってきますので、例えば5月に売却したのであれば、6月~翌年3月までの10か月分が還付金として戻ります。

39,500円÷12×10≒32,900円が戻り結果約4万円の損をする事になります。この例からも分かりますように売る時期ばかりを気にしすぎて結局損をしてしまったなんてことのない様に気を付けましょう。

モデルチェンジ直前の売却
車雑誌や、インターネットでの情報で、今自分が乗ってる車がフルモデルチェンジをする事を知り値段が下がる前にと焦って売ろうとする…この様な場合も一度冷静になりましょう。

買取店も素人ではありません。その車種が近々モデルチェンジをする情報は当然知ってますし、1カ月以内でのモデルチェンジ等であれば、買取って売りに出すころには旧型になってしまう場合もあります。当然こう言ったケースも買取店側に買い叩かれてしまう可能性は大です。また、新型が出た後で、思ったよりも新型の市場受けが悪く、旧型の車種の方が評価が高くなってしまう場合もありますので、近々モデルチェンジと言った情報で焦って売却することのないように注意しましょう。

いずれにしても、自分お車を幾らぐらいで売りたいのかの基準を明確にしたうえで、様々な業者を比較し自分にあった業者選びをする事をお勧めします。

車売却時期とタイミングについてのまとめ


如何でしたでしょうか、車の売却もただなんとなく思いついたので売却するのではなく、現在所有している車の年式や、車検の満了時期、走行距離(過走行なのか、低走行なのか)、モデルチェンジは近いのか、また、そのモデルチェンジはマイナーチェンジなのか、フルモデルチェンジなのか、買取強化期間なのか等々知っておくことで査定額を少しでも高く出来る方法がある事がわかりましたよね。

今回説明させていただいた事をチェックリストにして一度自分の売却しようと計画している車を自分で評価し、今すぐ査定をしてもらい売却するのがよいのか、あと2~3カ月待った方がよいのかもう一度考えてみることをお勧めします。

[ライター/外車王編集部]

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