イタリアンデザインの小粋な実用車。乗れば楽しいフィアット・パンダ

20世紀の最後に生まれたフィアットの傑作コンパクトカー。大衆車として徹底的なコストダウンを追い求めつつも自動車本来の楽しさを忘れない、その魅力とはいったい何なんでしょう?

フィアット・パンダとは

フィアットはイタリア最大の自動車メーカーです。イタリア車というとフェラーリ、ランボルギーニなどのスーパーカーや、マセラティやアルファロメオのような高級車といっためくるめく世界を思い浮かべがちですが、それ以外のほとんどの部分、特にめくるめいてない日常のイタリアをがばっとカバーしてるのがフィアットなんですね。
日本で言えば例えばトヨタみたいに、主としていわゆる大衆車を作ってるわけなんですが、そーこはなんと言ってもイータリア人。自動車に対する「愛」が違います。大衆車といってもありきたりのものは作りませんね。このパンダ、これがまた実っに、味わい深い!どうですこのお洒落なライン!いっかすでしょう〜?

フィアット・パンダの魅力


▲シンプルななかに楽しさを感じさせるメーター。ベリアの文字はやはりお洒落

と、なんか深夜のテレビショッピングみたいなノリになってしまいました。元に戻します。
この小さくエッジの立ったデザイン、ジウジアーロさんの仕事なんですね。それも、なんかめっちゃノリノリで作った、と言われてます。フィアット126エンジンの大衆車を作りたい、安くてシンプルででも室内は広くて、まるでフランス車みたいな、というコンセプトにビビッと来たのでしょうか。
一説によるとジウジアーロさんはこの「フランス車」というのを2CVのことだと思ったらしいです。丸くてかわいい2CVを意識しつつ、1976年に同じコンセプトでデザインしたら四角い小さなパンダが出来た。これって、丸くてかわいいビートルの後継が四角いゴルフになった流れとなんとなく似てる気がします。ビートルも2CVもゴルフも、そしてパンダも。その時代の正解なのかもしれません。


▲特徴的だった左右非対称グリルは、セリエ2では左右対称の樹脂製になった

余談ですが、日本の軽自動車規格の正解はワゴンRではないかとぼくは思っています。あの枠の中で大人四人が普通に乗れて荷物も積めて、となるとあの形以外にあり得ない。背を高くして人を真っ直ぐ座らせる形。そんな正解を出してしまったので、あれ以降の軽自動車はみんなあの形になってしまったのではないかと。さらに日本人は無難な白が好きなので、同じ形の白い車がまるで冷蔵庫や洗濯機のようにずらっと並ぶ駐車場の風景が出来てしまった、そんな気がするんですね。


▲ダブルキャンバストップモデルは、オープンエアの爽快さを楽しめる

しかしそこはジウジアーロさん、そんな正しい答えだけを解答用紙に書き込むような無粋なことはしません。愛らしさ、お洒落さ、自由な週末を予感させる楽しげな気分、そんなものをきっちりと盛り込んだ「正解」。レトロとモダンが融合した、シンプルな中にも実に深い味わいのあるスタイリングです。


▲セリエ2で、リアシートはハンモック式から通常のものに変更された

初代パンダは1980年に発売されました。最初は652cc2気筒OHVエンジンのパンダ30と、903cc4気筒OHVエンジンのパンダ45の2モデルでした。1982年には843cc4気筒エンジンのパンダ34,パンダ45をベースにちょっと豪華にしたスーパーの2モデルが追加されました。そして1986年、マイナーチェンジを受けます。それまでのモデルはセリエ1、マイナーチェンジ後のモデルはセリエ2と呼ばれます。769ccのパンダ750,999ccのパンダ1000、共に4気筒OHCエンジンが搭載されました。また、1301ccのディーゼルエンジンモデルも加えられました。さらに1991年にはセレクタと呼ばれるATモデルも発売されましたが、これの変速機は富士重工業から供給されたECVTでした。
最終モデルでも54馬力なのでパワフルとは言えませんが、1トンを大きく切る車重で結構元気良く走ります。また、セリエ1ではハンモックシートだったリアシートは、セリエ2では普通のシートになりました。全長3メートル38,横幅1メートル46。欧州車では一番小さいAセグメントと呼ばれるサイズですが、とにかく簡素な内装と四角いスタイルのおかげで室内は思いのほか広いです。また、ダッシュボードには布張りのシンプルな物入れがあって、これが意外な便利さです。


▲ダッシュボードのキャンバス製小物入れ。なんでもポンと入れられて便利

最後に、フィアット・パンダとは

とにかくシンプルで実用的で、しかもお洒落なフィアット・パンダ。コンパクトで見きりのいいボディは都会でも使いやすいでしょう。ちょっとモダンで程よくレトロなフィアット・パンダはいかがですか?

[ライター/外車王編集部]

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