孤高のロータリー・スーパースポーツ。マツダ サバンナRX-7の魅力

孤高のロータリー・スーパースポーツ、二代目 マツダ サバンナRX-7の誘惑

国産スーパーカー、サバンナRX-7はモデルチェンジでメーカーの認めるピュア・スポーツカーに進化しました。今回はそんなマツダ サバンナRX-7その魅力に迫ります。

マツダ サバンナRX-7とは

初代サバンナRX-7がデビューしたのはスーパーカー・ブームの終わり頃、1978年でした。その頃の小学生は、スーパーカーと日頃目にする国産車のあまりのギャップというか隔たりの大きさを感じていて、それぞれ全く別の乗り物として脳内で処理していました。そこに現れたメタリック・グリーンのサバンナRX-7。こいつには憧れのスーパーカー・ライトが装備されていました。そう、はじめて国産に外見的スーパーカー基準の一つをクリアした奴が現れたのです。

子供は当然運転しませんから、外見がほぼすべて。これはスーパーカーですが、フェラーリやカウンタックとはどこか違います。「羨望の…」というキャッチコピーはついていましたが、なんとなく「うちのお父さん、は無理だとしても、〇〇くんのお父さんだったら買えるかもしれない」くらいの位置だな、と。そこは子供ながらに鋭く見抜いてしまうわけです。つまり「普通の国産車とスーパーカーの間を繋ぐ失われた鎖」、「ミッシング・リンク」のような存在だったわけです。

マツダ サバンナRX-7の魅力


▲整然としたメーターは素っ気ない印象だが、ブースト計が標準装備されている

その頃の映画で「太陽を盗んだ男」というのがありました。沢田研二が原発からプルトニウムを盗み出して核爆弾を作ってしまう、というとんでもないストーリーの映画でしたが、その彼が爆弾をちらつかせつつ政府に「今夜のナイター中継を最後まで放送させろ」とか無茶な要求をし、追ってくる警察と派手なカーチェイスを演じていたのがこのサバンナRX-7でした。いやぁ、かっこよかったですよ。ジュリーもサバンナRX-7も。


▲ボンネットには、空気を吸い込む気満々といった風情のエア・インテーク

そんなサバンナRX-7が1985年にフルモデルチェンジして生まれたのが、今回紹介するFCです。形は初代と似ているといえば似ている気もしますが、雰囲気が全く違います。サイヤ人がスーパーサイヤ人になったくらい、とでもいいましょうか。スーパーカーブームの頃に小学生だった世代が運転免許を取る時期にデビューしたこともあって、FCに憧れた人は多かったことでしょう。

ちなみにこの文中、「RX-7」ではなくあえて「サバンナRX-7」と書いているのは、このFCが最後のサバンナだからです。FDからは「サバンナ」の名称は消えて、単に「RX-7」になってしまいます。

初代のFBは沢田研二でしたが、このFCで思い出すのはやはり高橋涼介です。いきなり漫画の話でごめんなさい。イニシャルDの、多分本気を出せばめっちゃ速い人ですね。同じ作者の「バリバリ伝説」でも主人公はオフでFCに乗ってましたから、きっと好きなんですねFC。あと同時期に少年マガジンを盛り上げた「あいつとララバイ」で、研二くんとキングの首都高速バトルに突如割って入って圧倒的な速さで抜いていったのも(後で真のZ2のパワーに気づいた研二くんに抜き返されるんですが)FCでした。


▲もはや失われた装備だが、やはりスーパーカー・ライトは無条件にかっこいい

話を実際のFCに戻します。搭載されているエンジンはターボ付き13Bロータリーで、デビュー当時は185馬力でしたが、その後マイナーチェンジで205馬力、215馬力と進化していきます。ボディサイズは5ナンバー枠でコンパクトですが、一般的なデータで車重は1250キロとされていますので、重くはないけどライトウエイトという程でもないかな、という感じです。ただしロータリーエンジンのコンパクトさを活かして重量配分はほぼ50対50、ショートホイールベースと相俟ってメーカーが「ピュア・スポーツカー」と公言する、由緒正しい筋金入りのスポーツカーです。いわゆるコーナリング・マシーンとして優れた性能を誇っていました。

さらにFCは1986年、 ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツで最高速381.4km/hを記録、当時のレコードを更新しています。

ロータリー・エンジンのチューニングでは、レシプロエンジンのようなボアアップやハイコンプピストンを入れるというやり方が使えません。排気量を上げようと思えばローターやハウジングを一から造り直さなければならないので、メーカーと同じくらいの技術的な規模を持ったところでないと無理だからです。「ローターの数を増やしてしまう」という力技の方法はあるのですが、この記録を出したときにはそれはやっていないようです。

だからこそ、このスピード記録はすごいんです。ローターやハウジングの基本的なところは変えられない、つまりこのエンジンの素性が優れている、ということだからです。


▲地味な印象のエアコン。真のスポーツカーはここでスポーティーさを主張するまでもない、ということか

最後に、マツダ サバンナRX-7とは

サバンナRX-7は先代からずっとポルシェを意識していたといわれています。そもそも形が似ていますよね。それで「プアマンズ・ポルシェ」なんて言われたりもしましたが、しかし本来の姿は世界で唯一のロータリー・スーパースポーツです。ドイツも含めて、世界中の国のメーカーがなし得なかったロータリーエンジンの実用車の、さらに進化した孤高の姿がこれなのです。

今はもう世の中に存在しないロータリー・スポーツカー。乗れるチャンスはもう、そんなに多くはないかもしれません。そんな貴重なサバンナRX-7、FC-3Sはいかがでしょうか。

[ライター/外車王編集部]

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