自動車の誕生と「メルセデス・ベンツ」について

今回の自動車の歴史薀蓄は…

「自動車の誕生とメルセデス・ベンツ」です!
前回のフォードよりも更に、20年近く時代をさかのぼることとなります。

自動車が誕生したのは、1886年1月29日、ドイツのカール・ベンツが、自ら開発したエンジン自動車「ベンツ・パテント・モートルヴァーゲン」を、ベルリンの帝国特許庁に申請しました。この発明が、自動車の誕生といわれております。

実はその前年、同じくドイツのゴートリープ・ダイムラーとヴェルヘルム・マイバッハが自動車の原型を作っていたのですが、ハンドルもアクセルもないモノであったため、公開デモンストレーション中に壁に激突してしまいます。ですから、車の誕生より先に、世界初の交通事故が起きちゃったわけですね(^^;

さてその後、ベンツ社とダイムラー社は競うように、新しい車を世に送り出していきます。2社の競争は、車を次々と進化させていきます。ボクサーエンジンが生まれたのもこの頃です。

そんな折、ダイムラー社のマイバッハに、オーストリア・ハンガリー帝国領事エミール・イェネックが娘の名前を付けた新モデルの生産を依頼します。その娘の名前が「メルセデス」だったのです。

つまり、「メルセデス」を作ったのは、ダイムラー社とマイバッハだったんですね。

そんなこんなでライバル会社として競い合ってたベンツ社とダイムラー社ですが、第一次世界大戦の敗戦後、ドイツは不況が続き、次々と会社が倒産。そこで、ライバル同士で争いあってもしかたないということになり、ベンツ社とダイムラー社は合併、「ダイムラー・ベンツ」と社名を変えました。そして、販売する車のブランド名を「メルセデス・ベンツ」とし、”スリーポインテッドスター”をメルセデス・ベンツのロゴとしたのです。

こうして自動車誕生のルーツを調べていくと、聞き覚えのある名称がいくつも出てきて絡み合います。
たまには車そのものを離れて、その歴史を知るのもまた一興ではないでしょうか。

[ライター/外車王編集部]

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