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アルピナはBMWのチューニングメーカーと認識される場合が多いが、ドイツ自動車登録局に公認された自動車メーカーである。
アルピナはもともと、タイプライターなどを製造するドイツバイエルン州の事務機メーカーだった。アルピナを創始したDr,ルドルフ・ボーフェンジーペンの息子ブルカルト・ボーフェンジーペンは父の事業には目もくれず、もっぱらクルマに熱を上げていた。当時もっとも注目していたのが、BMW1500だった。
1961年に自身のBMW1500用のウェバーツインキャブレターの開発に着手。
1963年にブルカルト・ボーフェンジーペン合資会社を設立し、1500用のウェーバー・ツイン・キャブレター・キットの開発・販売を開始した。
父親の工場で働く若いエンジニアによって作られたアルピナツインキャブレータを装備したエンジン性能が話題となり、報道関係者の範囲を超えて広く受け入れられた。BMWもアルピナ製品を高く評価した。以後BMW公認のチューナーとしてアルピナがチューニングしたBMW車にもBMWの車両保証が与えられることになる。
1965年ドイツバイエルン州アウフボイレにアルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン合資会社を設立。BMWのチューニングメーカー、アルピナの誕生である。1968年にデレク・ベル、ハラルド・エルトゥル、ジェームス・ハント、ジャッキー・イクス、ニキ・ラウダ、ブライアン・ムール、ハンス・シュトックらのドライバーを擁してツーリングカーレースに参加。前代未聞となる成功の歴史に幕開けを飾る。
欧州ツーリング・カー選手権(ETC)、ロングディスタンス・クラシック、スペイン・フランス24時間耐久レース、そして全てのドイツ選手権を制覇したのだ。
1600TI、そして2002TIでETC等のモータースポーツイベントに参戦、翌年には2800CSも投入した。
これらの活躍が、BMWに認められ、翌年BMWワークス・チームがETCから撤退すると、それに変わり大役を引き受けることとなった。
アルピナはその期待に見事に応え、1600-2がクラス・タイトルに輝いた。さらに国内レースでも、アルピナの2002はレース、ラリー、ヒルクライムの3部門でチャンピオンになるという他を圧倒する強さを発揮した。1971年アルピナはツーリングカーレースで勝つためにはBMW3.0CSのライト・ウェイト・バージョンが必要であることをBMWに納得させ、BMWはアルピナをライト・ウェイト・クーペ3.0CSLのプロジェクト・リーダーに指名。
BMWから正式にオファーされたこのスポーツカーの企画に参加したことが、伝統的なアルピナデザインの20インチ・ホイールに今日まで反映されている。1977年にディーター・クエスターがジャガー・クーペとの激闘の末BMW ALPINA 3.5CSLでツーリングカーで選手権チャンピオンとなる。
ところが、1977年のシーズンを最後にレースから撤退と市販のコンプリートカーの課威圧を表明。その後一切のチューニング・パーツの製造・販売を中止した。アルピナはこのころから本格的に、チューニングメーカーから自動車製造メーカーになろうとしていたのである。1983年にドイツ自動車登録局に自動車メーカーとして正式に登録される。翌、1984年、初の市販車B6 2.8、B7Turbo Coupeを発表。
5シリーズをベースとするBMW ALPINA B7 Turboは、世界で最も早いリムジンである。最大出力は300馬力を発生するBMW ALPINA Turbo Coupeは、最もパワフルなスポーツカークーペの間でその地位を確立した。
この新しい世代のアルピナのエンジンはすべて最新の自動車テクノロジーを駆使した電子制御イグニッションを装備していた。
同年にドイツ・ツーリング・カー選手権に参戦を開始。この1984年にスタートした国際ドイツ・ツーリング・カー選手権は、ブルカルト・ボーフェンジーペンが中心となって制定した新しいレギュレーションで開催。BMW ALPINAのドライバーのエレン・ロール、アンディー・ボーフェンジーペン、ファビアン・ジロワ、ペーター・オーベルンドルファー、クリスチャン・ダナーが数多くの優勝を勝ち取る。1988年には市販車の受注量の増加に伴い生産容量の不足から優先順位を決めなければならなくなりBMW ALPINA車の開発と生産を最重点として下された。
その結果、ALPINAはこの年の終わりをもって、モータースポーツから完全に撤退することとなる。1992年にALPINAは自動車メーカーとして初めて電子クラッチ・マネージメントシステムALPINA SHIFT-TORONICを実現した。クラッチの省略により、6速トランスミッションによるドライビングの新しいダイナミズムが生み出された。
ALPINA SHIFT-TORONICはオートマチック・ドライビングの新しい、よりスポーティーな次元を切り開いた。オートマチック・トランスミッションでギアをアクティブに選択できる可能性によって、アルピナは多くのマニュアル・ドライバーに、この最新のオートマティック・システムのメリットを納得させることができた。ALPINA SHIFT-TORONICの特徴の一つは、ギアがF-1のセミオートマチック・トランスミッションのように、ステアリング・ホイールの裏側に組み込まれたボタンで切り替えられることである。アルピナが製造する乗用車の年間生産台数は約850台であり、そのうちおよそ20%が日本において販売されている。
BMWとの外見上の相違点は
- 独自エンブレムの使用(ステアリングのセンターキャップのみ)
- アルピナライン(デコセット)と呼ばれるボディーサイドのデコレーションライン(サイドストライプ)
- 控え目なエアロパーツ
- 独自の細い20本のスポークをもつアルミホイール
等があげられ、Understatement(控えめ)を美徳とした車造りをしている。
見識の高い少数派のために、また人生でより美しいものに対する憧れをもつ人たちのために、ほかでは得ることのできない特別な車を造ることがアルピナのフィロソフィーとされている。世界的に見ても特徴のある車造りを続けるBMWと、高い技術力をベースに手作りで高性能車を作るアルピナが気持ちをひとつに提携を続けてきたことが現在までの優れた車の提供につながっているのだと思う。
BMWアルピナ(ALPINA) 買取強化車種一覧
BMWアルピナB10 BMWアルピナB11 BMWアルピナB12 BMWアルピナB3 BMWアルピナB6 BMWアルピナB7 BMWアルピナB8 BMWアルピナB9 BMWアルピナC1 BMWアルピナC2ガレージカレントはなぜ高く買取りできるのか?
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